昔気質技術者のお小言

~ おいさんのへりくつ日記 ~

植物虐待だ~

所さんの目がテンという番組で”盆栽”についてやっていた。
”小さな木”を作るためのテクニックが紹介されていたが・・・
なんか盆栽が嫌いになった・・・

盆栽の樹は大きくならないことが重要。
普通に育てると普通に大きく、背が高くなる。
大きくならないようにするテクニックはいくつかあったが、
その中に、苗の状態のときに幹や枝に針金を巻き付ける、というものが。
針金で幹が太くなるのが抑えられるし、樹が成長すると針金が幹に食い込んで複雑な形になり、それが芸術的になる。
針金によって枝の形を好きなように設定できる。

・・・これって”植物虐待”なのでは!?
植物の成長をただの鑑賞目的で針金で縛りつけて阻害しているわけだ。

ふと思い出したSFが。
むかーし読んだ、確かエドモント・ハミルトンの短編集だったか。
ある研究者が未開地の原住民が”自然”と心を通わせるための飲み物を飲んだ。
それは人体の生命活動のペースを極限まで遅くする薬で、
それにより人体の生体活動が植物のそれと同じくらいになる。
その結果、植物と直接コミュニケーションを取れる、というもの。
その主人公がその植物の世界から逃げ出そうとしたときは、植物たちは怒り、
逃亡する道の先の草がどんどん成長し、木々は枝を伸ばして主人公の逃亡を妨害しようとした。

もしそんな薬が本当にあって、針金で縛られた盆栽の樹の話を聞いたならば、
”彼ら”は相当に苦しんで怒っているのではないのかねえ?