昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

大手キャリア料金プランが詐欺であると思う理由の一つ

パケットくりこしサービスの罠。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1084700.html

この話はずっと前にも書いたと思う。
大手キャリアの料金プランは使い切れなかったパケットを翌月に繰り越せるが、
翌月は繰り越し分が先に使われてその後に当月分が使われる、という仕様。
パケットの”貯金”をさせないのだ。

これはずっと前にも指摘されていたが、冒頭のコラムでまた思い出された。
ま、私は大手キャリアのスマートフォンを使っていないけどね。

しかしまー、これってやはり”詐欺”でしょ?
こんな仕様で”繰り越し”と言うのは。
できるだけパケットを余らせて、通信させない。
そして使い切れなかったパケット分の料金を確実に払わせんとしているわけで。

ユーザーが求めてもいない高速化をして、それを押し付けて料金を値上げする。
詐欺でしょ?
もちろん、とにかく高速の通信を、というユーザーも少しはいるだろうが、
そんな高速通信は全くいらないというユーザーの方が多数のはず。
ユーザーはなぜ通信速度を選べない?

私だってサービスの安定性から大手キャリアのスマートフォンを使いたい。
でも詐欺的料金体系があるために、端末も無駄に高いために、
どうしてもスマートフォンにする気にはなれないのだ・・・
通信速度が、例えば10Mbpsくらいであっても、その料金が格安SIM業者の高速通信料金よりもちょっと高いくらいだったら、私はドコモの方を選ぶのだがね。