昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

”ライフログ”の世界が来たら・・・

とあるラジオ番組にとある有名ブロガーが出ていて
(胡散臭いことばっかり言っているブロガーではない)
自分の個人情報を売ろう、なんて話をしていた。
ライフログ”の話。

自分がどこで何をしていたか、何を食べているか、何を買っているのか、などなど。
例えば、車を運転していてその走行データで安全運転かそうでないかがわかる。
安全運転ならば保険料が安くなる、とか。
自分のライフログを差し出して、それによって保険料とかが安くなるのであれば、みんな安全運転とか健康的な生活をするのではないかと。
ライフログを差し出せない人は何か後ろめたいことをしているのではないかと。

この意見、私は”当面の間”はいいのではないかと思う。
普通の人は普通に生活してりゃあいいわけだ。
それでライフログを差し出すだけで自分の利益になる。
後ろめたいことをしなければいいだけの話。

反対する人の意見ももちろん分かる。
こういったことは”監視社会”につながる。
そんな社会になったらどうなるか想像に難くない。

でも、そんなことになるのは十年後くらいなのではないか。
最初のうちはうまく回るのではないか、と思うのだ。

しかしながら、このライフログサービスには二つ欠点がある。
まず、例えば”健康的生活”をしているかどうかの評価があったとして、
その基準が間違っていたらどうなるのか。
コレステロールとか油とか、ときどき見方が変わりますわな?訂正されますわな?
間違った健康基準で評価されたくないよね!

あと、スマートフォンを持っていない人はライフログを差し出せないような生活態度の人ではないかと疑われてしまうこと。
ライフログの取得はスマートフォンありきだ。
スマートフォンを持ちたくない人だっているし。操作性および料金の観点で。
腕時計型ライフロガーなら、といっても、腕時計したくない人だっている。
(私もしていない)

というわけで、ライフログサービスは是々非々ってことで・・・