昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

対EV化は正論だけでは成り立たない

なぜトヨタは先端技術を持ちながら純EVを量産しないのか。
http://www.news-postseven.com/archives/20171206_635173.html

ハイブリッドにこだわりすぎてEV化に後れを取ったのではないか、という批判に対して、”正論”を説明しているようだ。
”正論”とはどういったことかはいちいち説明しない。上記コラムを読まれたい。
ま、現時点では純EVは金持ちのオモチャだ。

しかし、EV化において現在のキープレーヤーは、発電段階からのCO2排出も併せて考えることができないような連中、内燃機関エンジンで失敗したメーカーにチャンスを与えようとする某国政府、とかなのだ。
正論とかの理屈は通用しない。
大陸国なんか正論が通用したことがあったかね?
ざっくり言えば、言ってしまえば、ア○を相手にしているのだ。

また、製品をとにかく市場に出して、市場で”実験”するというやり方もあるのだ。
プリウスなんかそういうやり方だったのでは?
初期ユーザーはみんな実験台だったのだ。
トヨタはそういうやり方をしてきたし、ホンダがハイブリッド車を出した時にはえげつないやり方で潰しに来た。
ホンダがいい車を出したらそのコンセプトを丸パクリした車も出してきた。
なぜEVではそういうやり方をしないのか?
やっぱり”ハイブリッド”がかわいいのだろうか。

ま、別にいいんだけど・・・

冒頭にあげたコラムで気になったのは、
EV用の急速充電器の収支は大赤字であるということ。
ま、インフラもそんな状態なんだねえ、やっぱり。

 

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