昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

ネットとの”差別化”は難しいだろうが・・・

Googleの逆を行け」
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/041200109/120600016/
これからの”テレビ”は?と考察したコラム。

テレビはどこへ向かうべきか、って話はあちこちで論じられている。
思うに、テレビはやはりこのコラムに書いてあるような、視聴者に“偶然の出会い”を提供するしかないのではないか。

ご存知のように、ネットは”目的”が明確でないと調べられない、使えない。
しかもそこに表れる情報はGoogleあたりが”リコメンド”、すなわち操作された情報なのだ。

しかしテレビ視聴は受動的であることが多いから、自分が探してはいない情報や意見に接することがある。しかもその可能性はネットよりも高い。

ところが、現在のテレビ番組はネットの後追いであることが少なからずある。
現在はどうなっているか知らないが、以前に朝のNHKニュースを見ていた時、
”ネット動画”を紹介していたコーナーがあった。
なぜテレビ、しかも天下のNHKがネットから拾ってきた娯楽情報をテレビで紹介しているのだ!?

こういったことを二三度見て、もうNHKは見なくなった。
こんなニュース番組に受信料を払う価値はないよね!

このNHKの事例だけではなく一般的に、テレビの情報密度は”薄い”。薄すぎる。
情報番組なんかみると強く思う。
くだらない、必要がナイ映像とおどおろおどろしいBGMで薄めて時間稼ぎをしているだけ。
コメンテーターは何の解説もしていない、誰もが思っていることをそのまま言っているだけ。(これが重要な場合もあるのだが・・・)
腰痛に効く食材がある、などと言って、その食材を出すまでにそのまま10分も引っ張っているし。

しかしながら、テレビで紹介する情報だってスタッフがネットで調べているんだろうし。

テレビがネットから距離を置こうとするならば・・・
テレビショッピング、企画ありきのバラエティ番組、映画、短時間のニュース番組(長時間だとムダ時間が多すぎる)でやっていくしかないのでは。