昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

それでもやっぱり胡散臭い、ウザい

とあるラジオ番組への投書(メール)で、
「(スマートフォンの)アプリの広告がウザい」てのが。
これに対し、芸人ではあるが社会的発言が多いパーソナリティ、
「僕は別にかまわないけどね。スポンサーがいるから便利なアプリをタダで使えるんだから。エロ系広告であっても」と。

いや、確かにそうかもしれない。
これを拡張して考えると、CMがあるからテレビもNHK以外はタダで見られる。
ラジオもそう。
”中央新宿事務所”とかのうっさん臭い、耳障りでウザいCMが流れているが、こういう胡散臭いところがお金を出しているからラジオ番組をタダで聴くことができる、のかもしれない。

しかしやっぱり、昨今の過払い金請求業者のCMの多さには閉口する。
ラジオを聴きづらい。
特に中央新宿事務所と税理士法人ホワイトの煽り口調だったりウソ臭い体験談だったり、はとてもとても不快だ。

やはり各ラジオ局は、こういった胡散臭い業者しかお金を出してくれないという現在のラジオ番組の作り方に疑問を持つべきではないのか。
金を出してくれるんだったらどこでもいいのか?
その結果、ラジオ全体が胡散臭くなってラジオ離れを加速すると思うのだが?
結局、天に向かって唾しているのと同じことだと思うのだが?

アプリに話を戻すと、
たぶんエロ系広告とかは広告収入単価が高めな他に、アプリ等の”審査”が緩いのではないかね?
本当に便利で超人気のアプリだったら、広告業者も喜んで掲載を許可するだろう。
エロ系とか”スマートフォンが重くなっています”とかの表示を出すような広告を載せているアプリは、やはりその程度のアプリということができないだろうか。
真っ当なアプリだったら真っ当な広告業者を使えるはずだ。

まー、そもそも広告収入目当てのアプリも相当数あるだろうけど。
razikoなんかもそうだった。(過去形)
ちょー便利なアプリだったのだが。
しかしその構成は広告のミスタップを誘発するようにしていた。
つまり、明らかに広告をタップしたときに生ずる収入に重きを置いていた。
アプリの出来は非常に良かったのだが、作者の意識はその程度。
あのアプリだったらそんな胡散臭いことをしなくても広告収入はガッポリ稼げると思うのだがねえ。

というわけで、ラジオもアプリも広告から制作者の”レベル”が分かるってもんだということで。