昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

本当に必要な”スペック”を考えられたい

全くその通りだと思ったコラム。
通信速度至上主義はMVNOの存在を否定することにはならないのか
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1802/02/news050.html

正直私はMVNOをメイン回線にすることはありえないし、だからどこが淘汰されようが知ったこっちゃないのだが。
ちなみに何度も言っているが、私はドコモ回線の従来型携帯電話をメインとし(月千円ちょい)、楽天モバイルの256kbpsコース(月645円)でネットデバイスとしているスマートフォンを運用している。

で、上記コラムの筆者は、MVNOやサブブランド優遇に関する議論が通信速度だけで語られていることを危惧している。
全くその通りだと思う。

現在の通信速度はほとんどの人にとって”オーバースペック”である。
スマートフォンでハイビジョン画質の動画をダウンロードするんだったら必要かもしれないが、そもそも小さい画面で”高画質”なんか無意味。
つまり、動画を見るのだって3ケタMbpsの速度なんか必要ナイ。

これまで大手キャリアは必要がない高速化をして、高速になったから値上げね、というやり方でユーザーから金をむしり取ってきたのだが。
もちろん、本当に高速化が必要な人もいるだろう。
そういう必要な人だけ高い金を払えばいいのだ。

MVNOでそういったところに目をつけているところはほとんどないはずだ。
大手キャリアの詐欺的料金体系から外れたところに商売のタネがあるのだが?

総務省なんかも通信速度と通信容量でしか議論できない連中ばっかりのようだし。

ま、速度がどうのとサブブランドに文句をつけている”だけ”のMVNOは早々に淘汰されてもいいんじゃないですかね?