プリウスは役目が終わったのか
プリウスは(間違った)エコ意識の象徴
http://toyokeizai.net/articles/-/210427
こういったコラムを読むと、プリウスはもう役目が終わったのではないかと思う。
なんか前にも同じようなことを書いたような気がするが・・・
そもそもプリウスはハイブリッド車の市場実験として出されたものなのだ。
新しもの好きの金持ちがこぞって買った。
エネルギー回生との文句に騙されて、エコ意識が高い、しかし計算ができないお金持ちが買った。
海外の映画俳優も乗っているということが話題になっていなかったっけ。
プリウスがバンバン売れたことで、ハイブリッド車に必要な技術、モーター併用とかバッテリーとかエネルギー回生の技術が熟成した。
そして今はその技術が一般のモデルにも適用されてきたわけだ。
ハイブリッド車とガソリン車のどちらのグレードも選べる車種が多くなっている。
だから、ハイブリッド車が節約になるとかエコになるとか勘違いした人の選択肢は増えているのだ。
無理してデカい3ナンバー車、あるいは車体の大きさのわりに狭い車を買う理由は薄まった。
でもまあ、販売数が多少落ちたからといってもプリウスというモデルを無くす必要もないのではないか。
プリウスはハイブリッド車のオリジナルモデルとしての意味がある。
”オリジナル”モデルは爆発的に売れなくなっても息が長く売れていくはずだ。
オリジナルモデルはマニア的な人には意味があるし、”ハイブリッド車”として目立つものだし。
私ももし、お金持ちで、間違ったエコ意識を周囲に主張したいならば、プリウスを選ぶだろう。
プリウスはまだまだ”象徴”としての意味がある。