昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

これからのテレビ番組は”教養”より”うんちく”だと思うけどなあ

このままではテレビ全体が”Eテレ”化する

池上彰林修冠番組がテレビで増えた意味」

https://toyokeizai.net/articles/-/216145


上記コラム内では「テレビの中高年チャンネル化」などと言っているが、言われてみれば確かにそう。
そして視聴率の観点だけで言えば、その方向性は正しい。視聴率だけで言えばね。

歳くってくると、なぜかいろいろなことに興味がわくのだ。
もっとも、人生の残りは若者より確実に少ないのに、今さら”教養”を身につけて今後いつ使うのだ?と思うが。

そして、中高年の割合は昔よりかなり多くなっている。
そりゃあ、視聴率を考えたらそういう方向に行くよね・・・
でもこのままではテレビ全体が”Eテレ化”するのでは?

私個人は”うんちく”ものが好きなんだがなあ。
アメトーークでたまにやるような。
”スポーツ新聞大好き芸人”とかはおもしろい。
先日やってた”アイドル大好き芸人”にはちょっぴり感動した。
”家電芸人”とまではいくと生活情報的な要素が強くなってくるが、アイドルとかそういった分野のうんちくは、中高年も現代の世情を知るのに役立つのではないか。
もちろん若者が見ても面白いだろうし。番組がもともと若者向けだし。

ブラタモリ”はちとあざとい感じ。ありゃ、タモリ倶楽部でやってたことをNHKがパクったと私は見ている。
だから、見るんだったら”タモリ倶楽部”の方がおもしろい。ニッチなネタのうんちくが満載。
しかしこの番組はゴールデンタイムでは視聴率は取れないだろうけどねえ・・・
でも、アメトーークも日曜日に進出してきたことだし、タモリ倶楽部も実験的にゴールデンタイムでやってみたらいいのではないか。

今の若者向けの番組って言ったら、往年のとんねるずに代表されるように、誰かを貶める系、になってしまっている。
誰かを貶めたり困らせたりして楽しむのは、制作側も見る側もアタマは悪いよ?