昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

自動車評論の最大の問題点

自動車評論家は”ちょい乗り”でしか車を評価しない

昨今、車関係の面白いコラムが多いので、車に関するアップが多くなってしまっていますが・・・
「いくらなんでもみんな褒めすぎ⁉︎ 褒められすぎなクルマたち」

https://bestcarweb.jp/news/entame/2691


まー、本当にいい車であれば褒めちぎってもいいとは思いますが。
でも車の良し悪しはある程度の長期間乗ってみないと分からないのです。
長距離を乗って身体になじんでくることもあるし、その逆もあります。
そして、ちょっとの年数でヘタるような車は悪い車。

昔GDIエンジンの車に乗っていましたが・・・
ダメだこりゃ、工業製品の域に達していない・・・と2年も乗らずに売り飛ばしました。
私の車選びの黒歴史であります。金のムダ遣い。

上記コラム中ではGDIエンジンのギャランの話が出されています。
当時、GDIクラブなんてことも三菱はやってたねえ。
私はかなり早い段階でGDIエンジンが工業製品の域に達していないことを見抜いたので短期間しか乗りませんでしが、
上記コラム中では長期間乗ると最後にはエンジンが死ぬと。
そんなエンジンでもほとんどの車関係媒体は絶賛していたのです、最初は。

自動車評論の問題点はここにあります。
自動車ジャーナリストや評論家はどーせ短期間しか乗りません。
長期間使ってどのくらいヘタるかなんて考えたこともない自動車評論家も少なくないのではないでしょうか。
提灯記事しか書けない自動車ジャーナリストも少なくないのではないでしょうか。
提灯記事しか乗せられない媒体も多いのではないでしょうか。
冒頭で紹介したコラムは、”時効”だから書けたのでしょうねえ・・・

金持ちが趣味で1年くらいしか乗らないんだったら何でもいいのですが、
一般人にとって自動車は文字通り生活の足である耐久消費財であります。
提灯記事に惑わされない車選びをしたいものです。

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