昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

スマートフォンは相変わらずつまらない

ドコモの夏モデルの記事。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1805/16/news066.html

昔、ケータイ、すなわちフィーチャーホンの新機種が出るのが楽しみだった。
いろいろな形があった。
折りたたみ型以外にも、スライド式とかスライド回転式、折りたたまないストレート型、デジカメ型、などなど。
そしてその形状は使い勝手も想像できるものだった。
形状が機能を表現していた。
だから使うのが楽しくて、2・3年で買い替えていたものだった。

しかし現在のスマートフォンはどうか。
上記記事のまとめ写真を見ると、みんなおんなじ・・・
ただの四角い板。
何の面白みもない。
どーせみんなおんなじ機能なんだろ?と思わせるものだけ。
ハード的には大した違いはナイ。

いや、マニアならば、カメラがデュアルだのトリプルだの、動画機能がどうだの、ハイレゾだの、と言うであろう。
でもそれがナニ?
どーせインスタにアップするくらいでしょ?
そのインスタを見る方もどーせせいぜい5.5インチディスプレイのスマートフォンで見るだけでしょ?
しかも一回ちらっと見るだけでしょ?

ただそれだけの四角い板にこんなに金を出すのか・・・
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1805/16/news137.html
うーむ、馬鹿馬鹿しい・・・

スマートフォンのいいところは、いろいろなことがシームレスにできることだろう。
写真や動画を取って、それをそのままインターネットを通じて送信できるとかインスタにアップできるとか。
でもそれは所詮自己満足。
大したアクセス数もないインスタにアップして何をしたいのだ?
アクセス数がたくさんあったからといっても、だからナニ?とも思うのだが。

資料用・記録用として便利に使っている人もいるだろう。
でも、そういう用途だったらもっときちんと保持できる形状のデジカメの方がいいんじゃないの?
WiFiBluetooth機能もあるからスマートフォンを通してネットにもつなげるし。


 

持ちにくいただの四角い板よりも専用カメラの方がどう考えてもいいと思うけど。

つまり、スマートフォンはいろいろな点で”ムダ”。
形状が機能を表していない、すなわち持ちにくい・使いにくいだけ。
ただの四角い板だからサッと取り出しやすいということはあるだろうけど、
大体の人はバッグに入れているだろう。
男性ならば胸ポケットに入れられるが、その他のポケットだと壊しそうだし、結局バッグに入れといた方が・・・となると別に四角い板でなくてもいいわけで。

例えばカメラ機能をそこまで強化したならば、外形はもっとグリップしやすいものにした方が用途を訴求できるはずなのに、デザインがタダの手抜き。
昔あったフィーチャーホンのようにデジカメに電話機能を付けたような形状にすればいいのにね。
音楽視聴に特化したものならば、思い切って少し大きめの外付けスピーカーを付けてみるとか。

そこまで形状にこだわったものでもなければ、ただの四角い板に何万円も出すのは金をドブに捨てているようなもん。
長く使おうと思っても3年もたてばAndroidのバージョンがかなり古くなってしまうし。

メールとかLINEとかして、時々メモ用に写真を撮ってどこかにアップするとか、ネットで情報を閲覧するとか、程度の用途だったら安物で十分。
私はこれで充分満足している。


 

でもこういった安価なものは作り手も手を抜いていて、「こんなもんでいいだろう」って作りだから、使いにくいことも多いが。
上記のはディスプレイが、まー暗い・・・

”攻めた”形状のスマートフォンは出ないのかね?
もし四角い板以外の形状で使いやすそうなものがあれば、私もメイン回線をスマートフォンにするかもしれない。