昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

フィットはやはり初代が一番だったなあ・・・

N-ONEに乗りかえて禁じ得ない思いというか感覚がある。
前の車はフィットの2代目だったのだが、フィットはやはり初代が最高だったなあ、と。

クルマは車内の広さも重要だが、運転のしやすさもかなり重要。
フィットの2代目はフロントガラスがかなーり寝ていて、運転時に車との一体感がスポイルされているのだ。
これはN-ONEに乗って気づいたこと。
フィット初代はフロントガラスはそれほど寝ていない。

なぜフロントガラスを寝かせるかというと、空気抵抗低減のためだろう。
トヨタが”カタログ燃費至上主義”を仕掛けてきて、ホンダがそれに乗ってしまったから。
燃費をわずかでもよくするために、空気抵抗を少なくすべくフロントガラスの角度があんなんになったのだろう。

その結果、フロントガラスの車内面は拭き掃除しにくかったし、運転感覚もいまいち(N-ONEに比してだが)。
初代フィットはフロントガラスの角度は”普通”だったからねえ。

ちなみに3代目フィットはもはや評価に値しない車だと私は思っている・・・

カタログ燃費至上主義がいかに馬鹿馬鹿しいものかは、当時もこのブログで指摘していたとは思うが、現在それが証明されている。
最も売れているN-BOX、カタログ燃費なんか”そこそこ”でしょ?
なのに売れている。
それはクルマとしての中身が充実しているからだ。

三菱は空虚な車しか作る技術がなかったのでカタログ燃費しか言うことがなくなって、”燃費偽装”に走ったわけで。
燃費偽装までいかなくとも、カタログ燃費を良く見せかけるためにエンジンパワーを絞ったりすれば、実際の走行時にはアクセルを踏み増すことが多くなり、実燃費は悪化するのにねえ・・・

閑話休題
というわけで、カタログ燃費至上主義に走る前のフィットが最も出来が良いものだったと思うのだ・・・