昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

電子書籍が紙の本に置き換わらないわけ

「便利でお得な電子書籍 紙の本にない落とし穴に注意」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO30577080W8A510C1000000

このブログでも何度も紹介しているが、電子書籍は”所有”できない。
そのため上記記事でも指摘しているように、本のみならずCD・DVDのパッケージ購入は無くならないだろう、と。
好きな作家のコミックやアーティストのパッケージをディスプレイするのが好きな人がいるから、と。
まあ、でも、端末の画面上に表紙やジャケットをディスプレイすることもできなくはないけどね。

現在の電子書籍の決定的な弱点は、”所有”はともかくも知や文化芸術の”共有”ができないこと。
だから、電子書籍を”共有”できるような仕組みにすれば、紙の本に置き換えられることができるのではないか。

しかしコピーできるようにしたのでは、エライことになってしまう。
だから、例えば、コピーできるようにはするが時限的パスワードを加えるとか。
コピーしたものは10日後には閲覧するためのパスワードが消えて読めなくなるようにするとか。
そうすれば、そのコピーを読んだ人がその後も読みたいとなったらば、その電子書籍を正式に購入するだろう。
継続して読みたくなる本当に良い作品ならば、売り上げはさらに増すのではないか。
どーですかねえ?

でもそういうことをすると、絶対時限パスワード無効化の方法を編み出す輩が出てくるんだよなあ・・・