昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

アイドリングストップ→再始動はガソリンの他にバッテリーの電力も食う

カタログ燃費測定時はバッテリーへ充電しているのか?

同じネタを再度使いますが。
ハイブリッド車のカタログ燃費と実燃費がガソリン車に比べかけ離れるワケ」

https://www.webcartop.jp/2018/05/240580



いつも疑問に思うのは、
ハイブリッド車は、カタログ燃費測定時はバッテリーの充電をしているのか、ということ。
モーターを起動させれば当然バッテリーの電気を使う。
バッテリーの充電量を回復するにはエンジンをその分回す。当然。
その充電のためのエネルギー分はカタログ燃費に反映されているのか?
カタログ燃費測定走行くらいだったら、バッテリーを充電しなくてもいけるだろうなあ・・・

同じことは”アイドリングストップ”システムにも言える。
アイドリングストップをすると当然エンジン再始動の機会が多くなる。
エンジンを始動するのはセルモーター
セルモーターを回すのはバッテリーの電力。
エンジン再始動で使った電力分をバッテリーへ充電する分のエネルギーはカタログ燃費に反映されているのか???
おそらくされていまい。

それでなくても短時間でストップ&ゴーを繰り返す市街地ではアイドリングストップはガソリンのムダ。
エンジン始動時は通常よりも多くのガソリンを食うからね。
(何度も言っているが)
それにセルモーターで消費した電力を充電するためのエンジンパワー分が上乗せされるわけだ。
アイドリングストップで燃費が劇的に良くなる、ような車は、そのエンジンはアイドリングでのガソリンの消費量がハンパないエンジンだ。つまりロクなエンジンじゃない。

で、今の車の不満点はアイドリングストップモードと省燃費運転モードが分離できないこと。
つまり”ECOモード”にするともれなくアイドリングストップもONになる。
ほとんどの車はそういう設定だろう・・・

郊外の道路をECOモードで走ると明らかに燃費が伸びる。
しかしECOモードは市街地でこそ使いたい。渋滞がちの道路では別にパワーなんか必要ないから。
でもECOモードにするとアイドリングストップがオンになってしまう。

だから、次の交差点での停止時間は短いなと思ったらECOモードを解除したりしているのだ。
ああ、メンドクサイ・・・

 

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