昔気質技術者のお小言

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アナウンサーはジャーナリストではナイ

「“もの言うテレビ局員”増加の傾向、その背景は?」
https://www.oricon.co.jp/special/51214/
アナウンサーがニュースに対してコメントする事例が増加しているとの話である。

アナウンサーはニュースに対して自分の考えを述べるべきではないと思うのだが。
事実を正確に伝えるのがアナウンサーの仕事である。
予断を持たずにニュートラルの立場で実況すべきなのだ。
言っていいのは朝からケーキ食って”キャー”って言うくらい。

テレビ局員である、”解説委員”が解説しそれに自分の考えや見方を加えるのはかまわないと思う。
彼らは”ジャーナリスト”だからだ。
アナウンサーとは別の立場でしゃべる。

アナウンサーというかニュース番組の進行役が意見を述べるようになると
それはニュースの名を借りたワイドショーでしかない。
ニュースの事実と自分の意見を混在させるべきではない。

どうしても自分の意見を述べたければアナウンサーを辞めてもらいたい。

日々いろいろなニュースを取材し伝えていると、自分の考えをいろいろ持つであろう。
しかし”アナウンサー”の立場では何も言うべきではない。
どうしてもものを言いたいのであれば、退職するとか、そうでなければ報道部の解説委員に異動するしかない。

元アナウンサーの解説者って多いじゃあないですか。
そういう人たちはアナウンサーの枠にとらわれずに自分の見方や考え方を伝えたかった人たちなのだ。

アナウンサーは枠の中だけで仕事をしてもらいたい。
それでなくてもニュースという事実と自説をごちゃまぜにして視聴者に誤った意識を植え付ける”ニュース”の名を冠したワイドショーばっかりなんだから。

 

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