昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

新聞を読むのも善し悪し、”毒”になる可能性も

国学力テストの成績と新聞との相関を述べたいらしいが。

「新聞読まず」中学7割=読者は正答率アップ-学力テスト:時事ドットコム


新聞を読む頻度が高いほど平均正答率が高い傾向、と。
まー、当然か。
言うまでもないがあえて言うと、
新聞を読むことによって文章を読む力が養われる。

それは国語力の向上はもとより、算数・数学、理科の応用問題の文章問題をきちんと読めることにつながる。
すなわち、国語以外でも正答できる可能性は高くなる。

ツイッターの超短文ですらマトモに読めないような輩が数学の文章題を解けるか?と想像してみられたい。

しかしながら。
だからといって新聞を読むことを全ての人に勧められるか、と考えると、”うーーーん”である。
冒頭の時事通信の記事は新聞購読者を増やしたいがためのものだろうけど。

新聞は、言ってしまうと”公平”ではない。
右や左に偏向している。
そして新聞と言えども、また地方新聞等に記事を提供している通信社と言えども本当のことを書いているとは限らない。
そして、あえてというかわざと目をつぶっている事柄もある。

ジャーナリストや解説者のように毎朝複数紙を読んでいるような人であれば、いろいろな方向からの見方が養われるのだが、
一般人だと一紙を読むのがせいぜいか。
小学生中学生だとなおさら。
そうするとおかしな意見に毒される可能性が低くない。

じゃあ、ネットはどうかと。
ネットの日本語はおかしいものが多いからねえ・・・
学力向上に繋げるのは難しいだろう。

文章読解力”だけ”でいうならば、新聞はぜひ読むべきなのだが。
あ、その場合は全国紙ね。
うちの地方の地元紙なんか、わけわかんない記事を平気で書くし、中学生の作文か?というようなコラムを平気で載せるし、県庁市役所の発表文書のただのコピペ?という記事もあるし、なのだ。

 

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