radiko+スマートスピーカーの流れを加速するには
ラジオの話。
「ラジオ」止まらぬ高齢化、若者呼び戻せるか | メディア業界 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
私もラジオリスナーである。
昔々はかなりラジオを聴いていたのだが、しばらく離れてしまっていた。
再びラジオを聴くようになったのは「radiko」が大きい。
普通のラジオ受信機だと地元局しか聴けず、そして地元局はつまらない。
どうにかして在京局を聴きたかったのだ。
昔々は”ループアンテナ”なるものを作って長距離受信していた。
しかし現在ではあーしてこーして(アングラな方法で無料で)全国のラジオを聴くことができる。
ラジオリスナーが高齢化しているのは無理もあるまい。
私のように昔から聴いていた人が引き続き聴いているという図式。
番組でメールがいっつも紹介される人はそれなりの年齢。
ラジオを聴く目的は娯楽と情報収集。
これが他のことをしながらできるのがラジオの良いところ。
しかし多くの若者は娯楽と情報収集はスマートフォン等でネット上の動画などに傾倒していることだろう。
一方、冒頭のコラムでは、スマートスピーカーの登場がラジオの追い風になっているとしている。
この追い風にさらに乗るには・・・
ラジオが娯楽・情報収集メディアであることをもっと前面に出さねばならないだろう。
ネットの情報・娯楽コンテンツは基本的にエリアや時間に依存しない。
だからradikoのエリアフリーやタイムフリーをもっと前面に出せばネットに対抗できるのだ。
その際に障害になるのは、エリアフリーが有料であること。
何といっても会員になる手続きがめんどくさいし、時々不具合も起こしているようだ。
これではリスナーはそれほど広がらない。
私のようにあーしてこーして、と全国局を聴くことができる人は限られている。(結構苦労した)
そもそも、radikoがエリアフリーを有料としたのは、その代金の一部で”初期投資を回収するため”だったはずだ。
(エリアフリー開始時のプレスリリースに明記されている)
初期投資なんかもうとっくに回収しているのに、radiko社はエリアフリーを無料にするどころか値下げもしない。詐欺的。
radiko社がこのようなスタンスではラジオリスナーの数は伸びないだろう・・・
ラジオがスマートスピーカーの流れに”乗る”にはradikoの完全無料化が必要である。
しかし、ま、radiko社もただの私企業だからな・・・