昔気質技術者のお小言

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DIN規格外純正カーナビ、うがった見方をすると・・・

1DINとか2DINとかのDIN規格ではない”純正カーナビ”が増えているとの話。

 時代の先端!? それとも逆行!? 急増する“替えられない純正カーナビ” の長所と短所 | 自動車情報誌「ベストカー」 

まあ、長所と短所は上記コラムにすべて書かれているのだが。
装備しておけばかなーり便利そうではある。

で、こういった純正カーナビをつけるべきかどうかという話は別として・・・

こういうDIN規格外の純正カーナビが増えてきた理由には、おそらく、
車販売の利益率を上げようとする目的があるのではないか。

軽自動車やコンパクトカーは車両販売による利益が薄い。
よってメーカーや販売店はオプションを売りつけて利益を上乗せしようとする。

カーナビだと他機能なので純正品と社外品の価格差は分かりにくくなっているが、
オーディオデッキだと、低機能品を高価格で売りつけて儲けるという図式が露骨に表れる。社外品だと数千円の1DINデッキが、純正品だと1万数千円したりする。

 

o-bright.hatenablog.com

 
で、DIN規格以外の純正カーナビが増えている背景はこれと同じ図式なのではないか。
車両本体の利益とは別に、電装品で稼ごうとしていると。
DIN規格だと社外品を取り付けるユーザーも多くいるだろう。
しかしDIN規格外だとそれができない。
しかも車本体とのマッチングはベストであり、利便性の訴求力は大きい。

だが、この手のオプションはメーカーの”言い値”になってしまう。
社外品との比較ができないので、メーカーはいくらでも好きな価格設定ができる。
すなわち儲けやすい。

高級車を買う人ならば気にならないと思うが、
軽自動車などシンプルな車を買う際にはだまされないように気をつけないとね・・・

 

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