”ケータイ回帰”は通信料金をさらにむしり取るため
”ケータイ”の発表は機能を”散逸”させる仕組み
スマートフォン全盛の中、シンプルな”ケータイ”が発表されているのはなぜかというお話。
カードケータイだのワンナンバーフォンだの・・・
3ページめに、
「スマートフォンに集約されていた機能を、最適なデバイスに分散させる動きの始まりとも考えることもできる」
としているのがまとめに近いですが・・・
カードケータイ、ワンナンバーフォンはなんか違うような気がします。
ワンナンバーフォンは使いにくそう、ディスプレイが小さすぎて。
電話帳を見るのだって一度に表示されるリストが少なすぎるでしょう。
SMSも然り。
なんか”コレジャナイ”感が強い。
たぶん、とにかく目新しいデバイスをどんどん作って、それに伴って契約料とか通信料をもっとむしり取りたいという思惑なのでは?
これらのデバイスだと、「最適なデバイスに分散」ではなく、各機能が”散逸”する感じ。
考えるに、もっともシンプルになるのは、スマートフォンを”サブ機”にすること。
インスタ映えする写真を撮って投稿するとか、地図を見るとか、遊びのための検索とか、はサブ機のスマートフォンで行なう。
生活に密着した、電話、メール、LINE等はメイン機、すなわちフィーチャーホンで行なう。
メイン機のフィーチャーホンにはWiFi機能を搭載しておいて、サブ機のスマートフォンの通信はそれを介して行なう。
つまり、現在のフィーチャーホンを個人のネット接続センターとして”再定義”し、余計な?スマートフォンなどはすべてそれと接続して使う、とか。
私のF-07FもWiFiの親機子機としてつかえるので、技術的には簡単なはず。
とにかくもう一台以上デバイスを買わせてそれの通信量をむしり取らんと
でも、まあ、そうなったらスマートフォンの通信量が全体的にはおそらく減って、データ通信料収入が減るでしょうなあ、キャリアにとっては。
また、”ワンナンバー”などという月額料金を余計にむしり取れる仕組みも使えなくなるので、少なくともドコモは”シンプル”な仕組みにはしたくないでしょうな・・・
ドコモだけではなく他の大手キャリアも、おそらく、とにかくもう一台”ケータイ”を持たせて、それによってさらに料金をむしり取る、という方向性なのでしょう。
スマートフォン二台持ち、よりもスマートフォンとケータイの二台持ち、の方がいかにも自然な感じに見えるから。
”ケータイ”を買わせる方が二台めのスマートフォンを買わせるよりも訴求しやすいのでしょう。
そんな大手キャリアの思惑に乗ってしまうと、また通信費の出費が多くなりますぞ!?