「ワンセグに受信料」は時代錯誤の判決
ワンセグ携帯にもNHK受信料の支払い義務の判決
ワンセグ携帯しか持っていない場合でも、それはテレビ受信設備とみなされ、NHKの受信料契約義務が生ずるとする最高裁の判断。
もちろん、家庭ですでにNHKと契約している場合は世帯ごとの契約なので、ワンセグ携帯やカーナビで改めて契約義務が発生するものではありませんが・・・
ワンセグはもはや”テレビ”ではナイ
ワンセグは受信料契約義務が発生するような”テレビ”なのでしょうか?
否。
ワンセグが出始めたころならばテレビ受信機としてみてもよかったかもしれませんが。
現在では据え置き型のワンセグテレビなんて製品はもうありません。
どんなに小型であっても”フルセグ”テレビです。
スマートフォンに搭載されているものもフルセグチューナーの場合が多くなっています。
そもそも、ワンセグとは移動体受信機用に、映像のデータ量を少なくした形式です。
現在のテレビ番組は全てが地デジのフルセグ用として作られています。
スマートフォンのテレビチューナーもフルセグが普通になっている現在では、ワンセグはもはや”テレビ”とは呼べない代物なのです。
映像の細かいところなんか見えないし。
現在のワンセグの位置づけは、アナログテレビの時代の「テレビ音声を聴けるラジオ」程度の意味合いです。
そんなものにNHK受信料契約義務、とは、ラジオに対して受信料を徴収するようなものです。
今回の最高裁判断はもはや時代にそぐわないものといってよいのです。