電気自動車は本当にエコなのか?
ある番組で、「いい質問ですねー」と言いながら電気自動車の解説がありました。
電気自動車は二酸化炭素を全く排出しない、また、走行コストもガソリン車より安い、と。
この手のエコ解説を聞いていていつも思うのが、
電気自動車って本当に環境にやさしいのか?ということ。
走行時には確かに二酸化炭素を全く排出しませんが、
電気自動車を製造する際に排出される二酸化炭素はガソリン車のそれと比較してどうなのか?
バッテリー・モーターの製造時にどのくらいの二酸化炭素が排出されるのか、を論じた解説は聞いたことがない。
また、充電のための電気を発電するのにどのくらいの二酸化炭素が排出されるのか。
充電の電気は風力発電や太陽光発電にすれば二酸化炭素の排出はない、とする意見もありましょう。
風力発電機によって節約される二酸化炭素排出量は、製造時のそれと「トントン」だそうな。
この手の部品の製造はかなりの二酸化炭素を出すはずだぞー。
ま、以上は今回の解説者を批判しているのではなく、
広い観点からの解説は聞いたことがない、ということなのだ。