昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

水戸黄門

水戸黄門が終了するとかで。

惜しいなあ。

視聴率が悪くても続けなきゃいけないものじゃあないんだろうか。

もはや日本の縁起物である。

あれはプレゼンのお手本でもあった。

奇をてらわないオーソドックスな作り。

とは言うものの。

よく紹介される話だが、初期のシリーズは

「この印籠が目に入らぬか!」

とはやってない。

昔見た初期シリーズの再放送。

黄門様が泊めてもらっている問屋の主人と談話。

就寝するため立ち上がった黄門様の腰に下がっていた印籠を見た主人は、「!!!」

でも何も言わなかった。

その後、黄門様と手下が暗躍し、悪人を退治して問屋に降りかかっていた難題を解決。

黄門様一行が旅立つとき、主人は普通に談笑してお別れ。

しかし、黄門様一行が去り行く背中に主人は、周りの者を促して土下座する。

こういう奥ゆかしさもよかった。

いずれにしろ惜しいなあ。