全ては経営者のために
秋田市内で製造業系の新規事業の計画があり、建屋を建設中、そして従業員を募集中。
給料が秋田では破格なのであっという間に応募者殺到。
その会社は新規に立ち上げたものか、ネット上には全く情報がない。
だが、この会社の取締役は以前に温泉施設を廃業させた、とのネタがあり、(ネットで)調べてみた。
その温泉施設は秋田市北部港町市街地にあって、十数年前に開業し、数年前に廃業。
これだけならば単に景気が悪かったのね原油高もあったし、ということだが、
あるブログで、このカラクリを推測していた。
倒産や破産ではないのが変だなと。
私は経営関係は全くわからないのだけど、そのブログの推測によると、施設を閉鎖しても経営者は誰も損をしていない仕組みになっていて、むしろ得したということらしい。
損したのは解雇された従業員。
さらに調べると。
当該温泉施設が社会福祉法人の建物に隣接し公益性があるとされたためか市からの補助金も出ていた。
だが、この経営会社の株主には市議会議員がおり、さらに同議員が役員の会社が飲食関係をこれらの施設に提供する仕組み。
社会福祉法人の建物は要するに温泉施設への客引きに使われるもので、これらへの飲食の提供も議員の会社が行い、ゆえに商いはこの三社で閉じて周辺への経済活性化の効果はない、
との理由で、補助金の支出の打ち切りの請求が住民監査請求として出されていた。
そしてその請求は棄却されている。
うがった見方をすれば・・・バックに市議会議員がいるしねえ。
要するにこの取締役の会社は、福祉の補助金と市議会議員のバックによるビジネスモデルができあがっているのだな。
冒頭の”新規事業”というのも補助金をもらえる体裁になっている。
この会社も危なくなったら自分らが損する前に潰すのだろう・・・