昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

図面をいい加減に描いてはならない

CADのお勉強中なのだが。

 

描く練習をしているのは単なる見取り図なんで、細かいところはテキトーに描いても実害はなさそうなものだが。

しかしだからといってテキトーに描く輩を私は信用できない。

 

”図面”とは正確が当然であるもので、間違いが一ヶ所もないのが当たり前。

 正確じゃないならばそれは単なるお絵かき。物事を検討するのには使えない。

 

私は機械加工図面から入ったので、正確に描くことには特に気を遣う。

形状・寸法が一つでも間違っていたら大変なことになるから。

寸法の入れ方ひとつとっても、設計の目的や意図が表される。

 

他人の描いた図面で「なんだこりゃ?」と思ったものもあった。

設計の目的をきちんと考えていないことがよく表れていた。

ちゃんと考えることができていない人を信用できるかね?

 

という経験があるので、単なる見取り図でも完璧に描き上げたいし、それが習慣となっている。

見取り図から製図を始めた人は意識して正確・完璧に描くトレーニングをしないと、後々機械加工図面なんて絶対に描けない。