昔気質技術者のお小言

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秋田市の除雪費=景気対策費

2・3日前から気温が上がり、住宅街の道路では残されている雪が緩んでぬかるみだらけ→スタックする車だらけになると予想していたのだが、

秋田市当局もやっと学習したらしく、穏やかな天気の中、あちこちの住宅街道路の除雪がかなり行われていた。

 

これに対して「除雪車が来た」と喜ぶツイートが散見されたが、かなり暢気である。

 

そもそも。

普段の除雪できちんと路面近くまで雪を削っていれば、この数日の除雪車出動は全く不要。

 

すなわち最初の除雪がまともに行われていないために余計な除雪費が支出されているのである。

 

実際、数日前に近くの道路に除雪車が来た跡があったが、道路の雪を均した程度の作業であった。路面の積雪量には全く変化なし。

 

そりゃあ秋田市が除雪費をいくら上積みしても足りなくなるわな・・・

その除雪費は我々の血税から出ている。当然ながら。

 

除雪業者は雪が降ってくると「金が降ってきた」と喜ぶらしいが

そこで出動した際、住宅街では雪をほとんど削らず、数回分の余計な作業の余地を残しておく。

要するに除雪費の二重三重取りねらい。

 

秋田市は何故、

除雪業者がいい加減な作業をするのを何年も放置しているのか?

基準値以上の積雪があってもなぜ対策本部を設置しないのか?

周辺市町村や県外にもよい除雪体制の例がたくさんあるのに、なぜそれを取り入れないのか?

と、考えてみたが・・・

おそらく秋田市なりの景気対策なんだろうとの考えに行きついた。

公共事業の一つとして除雪委託業者=土建屋にお金を流すのが除雪費の旨なのだろう。

 

豪雪対策本部なんて設置してしまうと、秋田県からの除雪応援が来てしまい、

市内土建屋への作業委託が減ってしまう→流れるお金が減ってしまう。

 

除雪の仕方をしっかり指導してしまうと、除雪車の出動回数が結果的に減る

→市内土建屋への作業委託が減ってしまう→流れるお金が減ってしまう。

 

いい加減な除雪作業も「景気対策」の一環と思えば腹も立たない。

 

土建業界と秋田市当局との癒着と言えるが、

景気対策」と思えば腹も立たない。

 

除雪のいい加減さを追及する県内マスコミや新聞がいないのは、「景気対策」を理解しているからなんだろう。

 

願わくば、除雪業者の方々は得たお金を県内でパーっと使ってほしい。

パチンコ以外でね。

あれは国外半島にお金が流れてしまう。