昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

東京は本当に雪に弱いか?

東京に雪が降ってニュース等で報道されると

なぜそのくらいの雪で交通機関が乱れるのかわからない、とか

なぜ転ぶ?とか

嘲笑する雪国在住者が多い。

今回の東京の雪に対してもそのようなツイートが散見。

 

そんなことを言っている雪国在住者の方がよっぽどわからんよ。

 

ちょっと考えればわかること。

北日本日本海側の都市にくらべて、その都市密度は比べ物にならない。

鉄道の運行密度は想像を絶する。

少し雪が降ればダイヤが乱れるのも当然。

逆にあの程度で済んでいるところがすごい。

年に数日しか雪が降らない地域なのに。

 

雪国だって、平年よりちょっと多く雪が降っただけでJRが止まるじゃん。

秋田市なんか一年のうち三か月は雪。

それ今に始まったことじゃないから雪に対する備えは万全であるはずなのに、

ちょっと大雪になっただけで除雪が追い付かないとか除雪費が足りないだとか。

こっちの方がよっぽど雪に弱いと言えなくないかい?

 

東京では滑って転ぶ人が多いのも、そういう靴を履いていないし凍結路面の歩行に慣れていないだけ。

東京あたりだと道路が凍結したと言ってもそれは通勤路全体のほんの一部だけ。

だからコンクリート上の歩きやすさ優先の靴にしてしまうのだ。

我々だって東京に行ったらきっとそうしてしまうだろう。

危ないとわかっているのに、という輩もいようが、

雪国の人間だって、車の窓の雪を落とさずに走行しているのがよくいるじゃん。

これはいかに危ないかわかっていない大馬鹿な輩なだけに、こっちの方がたちが悪い。

 

だから、東京は雪に弱いと言う雪国在住者の言葉は全く的を得ていない。

嘲る輩は悪い意味でのいなかもん