昔気質技術者のお小言

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軽自動車は非関税障壁か?

軽自動車の規格が非関税障壁だとの米国の批判。

少し調べてみたが、この意見を肯定するものは見つからなかった。

ま、当然か。

言いがかりのレベルだ。

 

日本で車を売りたかったら、日本で売れるクルマを作ればよいだけだ。

日本でも欧州車は売れているがアメ車が売れていないのは、当たり前のことだ。

ずっと前にシボレーをねじこんできて所ジョージにCMさせていたが、結局売れなかったじゃん。

 

ただ、米国の言いがかりは別にして軽自動車の規格や税制は撤廃すべきとする意見は散見された。

この規格のために軽自動車がよいものができないんだと。

 

私はそうは思わない。

軽自動車は普通車ではなくて「軽自動車」という乗り物なのだ。

もし規格が撤廃されて軽自動車も普通の自動車扱いになってしまったら

軽自動車が無くなってしまうのではないか。

そうなったら困る人もたくさんいるだろう。

車なんかデカく作る方が楽に決まっている。

小さいものを作るのは難しいのだ。

 

軽自動車規格撤廃論者は、税制は普通車の方を軽自動車並みにする、というが

お上がそんな風にするわけないじゃん!

 

というわけで、軽自動車は日本特有の乗り物としてこれからもその規格が続いてほしいのだ。