昔気質技術者のお小言

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自転車で使えるラケットリュックは無い

この季節、自転車、それもいわゆるママチャリではなくクロスバイクなどでさっそうとテニスコートに現れたいと思っている人も多いでしょう。そんなときにバックパックタイプのラケットバッグを背負って、とは当然思うでしょうが。   昨年も同じネタで書いたのだが、そういう用途で使えるラケットバッグはほとんどない。 今季のモデルでは皆無。 この手のラケットバッグは自転車での使用をまーったく考えていないのだ。 ポケットを増やすばっかしで。   例えばこれ。
  リンク先に背負った状態を横から見た写真があるので見てほしいのだが・・・ ラケットのグリップ部が後頭部にかなり近いよね?   この状態で前傾姿勢を取る自転車に乗ったらどうなるか。 当然後頭部にグリップ部が確実に引っかかる運転時の左右確認などに支障をきたす。 ラケットを多少斜めにして入れても同じことだ。   こういうことになる原因は、ラケットを納める部分がバッグの背中側に配置されていること。 背中側に配置したら、グリップが後頭部すれすれになるのは当たり前だ。   ちなみに私が使っているブリヂストンの数年前のバックパックタイプのバッグはこういう風になっている。 NCM_0148.JPG ラケットを背中側と反対側に配置しているのだ。 しかしこれでも自転車乗車時の前傾姿勢になるとグリップ部が後頭部に若干当たる。   今季のモデルをひと通り見てみたが、ブリヂストンを含め全メーカーがラケットを背中側に入れるようになっている。 つまり、ママチャリ以外の自転車での使用を考えたラケットバッグは全く無い。 メーカーも自転車での使用を考える気は全く無い。   というわけで、テニスコートに自転車でいくときは安全のためにママチャリで行きましょう。 現在のバックパックタイプのラケットバッグでスポーツタイプの自転車を運転したら危なくてしょうがない!