昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

オリンピック開催が決まったが

この記事を書いているのは、東京オリンピック開催が決まってからそれほど間が経っていない時。

この記事の内容と公開されたときの状況を比較して読むのも一興かと存じます(笑)

オリンピック開催都市が決定される前日のとあるラジオ番組で。

ニュース解説員がパーソナリティに質問していた。

「オリンピック開催はどこに決まって欲しいですか?」

マドリード!」

「東京」という答えが当然と思っていた解説者は微妙な雰囲気に(笑)

ちなみにマドリードと答えた理由は、行きたいから、とのこと。

そう、別に日本国民全員が東京開催を望んでいたわけではないのだ。

マジメに考えても、オリンピックどころではないという危険な地域もあるわけだし。

オリンピックどころではない、という弱者は、結局オリンピックの流れに潰されてしまうんだろうなあ。

北京五輪でもそういう流れはあったな。

しかしテレビではそのような弱者や五輪の大きな影に着目した番組作りをすることはあるまい。

あったとしても十回に一回程度であろう。

でもマスコミ、特にテレビは多数=国民全員という画一的な意識で報道をするのだ。

これにより弱者の切り捨ては加速されるのだ。

ちなみにこういう流れは国家的プロジェクトだけではなく、地方のイベントでもありがち。

例えば大曲の花火で迷惑する人は少なくないのに我慢を強いられているとかね。

ラジオですら、祝五輪開催一色だった。

問題点の指摘もあまりなく・・・。

しかしとあるラジオのバラエティ番組では、

唯一五輪特番をやっていなかったテレビ東京のショッピング番組ではネックレスが相当売れたらしいぞ?(笑)

って(笑)

国民全員がオリンピックに興味があるわけじゃないんだよ!(笑)、と。