昔気質技術者のお小言

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スマートテニスセンサーは有効か?

ついに発売されました。 ソニーのスマートテニスセンサー。
さて、これは上達に役立つのか。 ま、前の記事で紹介したような、インパクトでラケット面が上を向いているのが自覚できないような人には役に立たないだろうねえ。 ま、そういう人ほど興味を持ちそうなグッズではありますが。 そういった人はこのような器具を使うと手先ばかりに集中して”手打ち”がさらに酷くなるでしょうねえ。 上記リンク先ではスマートセンサーで何が分かるか、が書かれていますが、 ラケットのどこのに当たっているか、ってのは本当の中級者ならば手の感触で分かる。 ボールの回転もインパクトの感触で分かるはず。 このスマートテニスセンサーが最も役に立つのは、しっかりした打ち方ができる中級以上の人でしょう。 ラケットのどこに当たったかなんてデータが出てきても”手打ち”にならない人。 そういった人がスイングの改良をするのには非常に有効でしょう。 スイングの仕方を少し変えた結果、打球の速度、回転数がどのくらい変化したかを、数十球単位で統計的に比較する。 例えば、以前の打ち方と比較して打球速度の平均値が上がっていたとしても、 打球速度やインパクト位置のばらつきが大きくなっていれば、それはよろしくないこと。 そういった打ち方は止めるかもっと練習するか、という判断ができる。 しかしながら、こういった器具はみんなでワイワイしながら使うのが最も楽しいでしょうねえ。 ワイワイするのに使ったらたぶん2・3回で飽きるでしょうけど・・・