昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

グリップ考

グリップを厚くした。

調子が戻った。

・・・今まで五回くらいこういうことを繰り返しているような気がする(汗)

トップスピンを強くかけたいわけではないのだが、厚いグリップの方が合っているようだ。

しかし、グリップを少し薄めにしてフラットで打ちたいと思ってしまい、そこからしばらく調子を崩す。

私の場合、厚めに握った方があたりがよいようだ。

なぜそうなるかを今回はさらによく考えてみた。

まず、グリップの厚い薄いは相対的なものだけど、人差し指をラケット面に平行に置く(実際は人差し指は横にずらして握るが)位置で握るのがフォアの握りの標準と私は考えています。

この握りで正しい打点で打とうとすると、手首の関節は手の甲側に折らなければならない。

しかしすこし厚く握れば、手首の関節をまっすぐにしたままでインパクトの角度を出せる。

私にとっては後者がよいということですな。

手首が自然な角度の方が。

練習量が多い人は手首を捻じっていようと折っていようとそれに慣れるが、

週に一回打てるか打てないかの状態では、各関節はできるだけニュートラルにすべきなのだろう。

それの方が腕の動きが自然になる。

あと、少し厚めに握った方がオフセンターショットでもラケット面がぶれにくい。

握力がある人だったら多少ずれて当たっても薄い握りでもラケット面をがっちり固定できるが、弱者の場合はそうはいかないのだ。

と考えたが、一応コーチに聞いてみた。

漠然とした質問ですがグリップは厚くていいのか?と知らないふりをして。

コーチいわく、

ラケットを前に振れるんだったら厚くてもいいと。

ジュニアにあまり厚く握るなと言うのはラケットを巻き込んでしまうからと。

ま、一般論。

薄めの握りの方が巻き込みやすいと思う。ひじの関節の向きを考えると。

厚い握りだとヒジをグイッと前に出さないとインパクト面が出ず、スイング方向が水平に近いときは腕を巻き込みようがない。

ま、薄い握りの方が自由度が高いけど。

自由度が高いということは少しのことですぐズレる、ということなのだ。