何も考えてないのが問題なのだ
ある大学で”パクリ”レポートの課題だそうな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000050-zdn_n-sci
詳しくは上記記事を読んでいただくとして、
要するに自分の言葉を一切入れてはならないということ。
こういうことをすると学生はもちろん、この記事を読む我々もいろいろ考えるきっかけになるのではないか。
我々の意見なんて、所詮誰かの考えのコピペ。
ただ多数派であるか少数派であるかの違い。
自分のオリジナルの着眼点と思っても、それは必ず他の誰かがやっていること。
そのテーマを置き換えているだけである。
興味深いのは、
学生が、自分と違う意見がこれだけあるのが分かった、などと言っているそうであること。
そして先行する議論をマジメに読む効果があったということ。
ロクに読まない、他の意見を全く分析しない、何にも考えていない、という輩がネット上には多いからなー。
上記記事ではネットの意見も紹介されていて、
「自分で考えないで書くのってレポートって言えるの?」とか。
↑こいつが一番何にも考えていない(笑)
ちょっと考えればこのレポートがどれだけ難しいものかが分かる。
自分の考えや思いに合致した意見を探してこなければならないし、レポートで論ずるからにはその反論意見も必要。
しかも日本語の文章として完全なものになるように組み合わせなければならない。
もし学生が何の考えも持たずにコピペしようとしたならば、そのレポートは論理の展開がわけ分からんものになるだろう。
ちなみに、自分のオリジナルだと思った思い付きは他の誰かも思いついている、ということは科学の世界ではよくあることである。