昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

パソコンはどうなっていくのか

パソコンの出荷台数がえらく減っているそうな。

http://www.yomiuri.co.jp/it/20150423-OYT1T50119.html?from=ytop_ylist

この現象がよく分からない。

まー、私は行動範囲が狭く引きこもりに近いからなんだろうなあ。

ネット、および情報処理デバイスのメインはパソコン以外に考えられない。

スマートフォンタブレットも(たまたま)持っているが、それはパソコンが使えないシチュエーションでのみ使うものだ。

現代人はそんなに家やオフィスにいる時間が減ったのか?

そうであれば移動時に便利なデバイスに移行するのは当然だ。

でもそうではないだろう。外出ばっかりの人、私のように引きこもりに近い人、その割合は昔からそれほど変わらないだろう。

だから、「スマホに押され・・・」ていうのがもし正しいのであれば、

メインデバイスをパソコンからスマートフォンに移行した人が多い、

すなわちそれは自分で情報を整理・発信するような人が減った、

すなわちネット上のウソ情報に踊らされる”だけ”の人が増加しているということだな。

そうでなければ・・・

少し前までは出先で使うためのデバイスはパソコンしかなかった。

以前までの出荷台数にはこの部分が上乗せされていたわけだ。

で、現在は外出時はスマートフォンタブレットの方がいいじゃん、となったわけだ。

だから、”パソコン”が復活するためには・・・

外出用のデバイスを取り込まなければならない。

ウィンドウズタブレットやウィンドウズPhoneなんてただのパクリでしかない。

コンセプトをパクるのは少し有効ではあるが、それではユーザーを取り戻せない。

やはり自分ちのPC環境・データをほぼそのまま持ち出せるものが有効ではないか。

そういった製品はあるにはあるが、なんだかやはりメンドクサイ。

理想的(私が思うところ)なのは、家に帰ったら携帯デバイスをパソコンにガシャと接続できるものだな。

昔あったカセット式のハードディスクのような。

もちろんケーブル接続でも構わないのだが、必要なデータをドラッグ&ドロップでコピーできて・・・

うまく言えないが、現在のウィンドウズタブレットなんかはどうしても”パソコンを持ち出す”という形式になってしまっている。

USBメモリにデータをコピーするくらいに手軽に持ち出して使えるものでないと。

ま、そういう製品はいろいろありそうだけど、結局”手軽さ”が感じられない。

10インチのタブレットPCなんて金持ちしか買わねーよ、と思うのだけど。