そもそも市場調査からして
日本企業は客の声を聞きすぎるのではないかと、iPhoneを例にとり。
http://toyokeizai.net/articles/-/87100
まー、さもありなん、とは思うが・・・
iPhoneは日本でのシェアが特に高いことを考えると、
日本での商売ってのはある意味特殊なのかも。
”新しもの好き”に価値を訴求した方がいいのかも。
そう考えると上記コラムの言うこともよく分かる。
市場、つまり客の声を聞いてばかりでは、一般庶民の一般的な狭い視野の考え方から抜け出せない。
日本企業がそんな狭い視野で活動していると思うのは、”アンケート”から。
とあるアンケートサイトに登録しているが、なんか、バカだなーと思うアンケートばかり。
例えば、「あなたは○○を使っていますか」的な質問が最初の方の設問であるのだが、
ここで「これらは何も使っていない」ってのを選択すると、そこでアンケートが終了するものが非常に多い。
こういうところがアホかと思うのだ。
ある商品やサービスの市場を広げるには、”使っていない人”がターゲットである。
よく聞く話で、未開人に靴を売りに行った二人のセールスマンの報告、ってのがあるじゃあないですか。
もちろん、当該アンケートが”すでに使っている人”の不満点満足点を洗い出す目的なのかもしれない。
(実のところそうは思えないが・・・)
しかしそれでも結局、すでに使っている人にしか目を向けていないのだ。
だから、他人んちの客をかっぱらうようなサービスや商品に終始する。
他人んちのものを使っている客に対して、うちの物はこういったところが改善されてますよ、と宣伝して。
こんな考え方じゃあ、イノベーションとかなんとかが生まれないのは至極当然。
ま、もっとも、私はもう”新しい”モノはあんまし欲しくないですけどね・・・(汗)