昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

行列ができる有名店は何が違うのか?

あるバラエティ番組を見ていたら、行列ができる店の食べ物を買ってきて出演者で食べ比べるというコーナーが。
ま、よくあるテレビ企画ですな。
限定○個の品をスタッフが朝早くから並んで買ってきた、とかいう商品が出ていた。

まー、こういうのはお店をやっている人はそうありたいといつも思っていることだろう。
行列ができる人気店・商品は何が違うのか?
テレビで見た限りで考えてみた・・・

まず、その食べ物がそもそも美味しいことが絶対条件のように思われるが・・・
もちろんそれを食べたタレントも美味しい美味しいと言うが。

そもそも、そんなに微妙な味の違いが分かる人がそんなにいるのか?
行列を作るほどたくさんいるのか?
正直そうは思えないが・・・

人気が人気を呼ぶ、流行りもの、味がそこそこでも人々が並んで買う理由はいくらでもある。

つらつら考えるに、行列ができるほど人気が出るというのは”結果論”の部分が少なくないのでは?

クソ不味い商品が人気が出ることは当然ながらありえない。
しかしそこそこの味でも、状況・状態によっては美味しく感じられる。
並んで買うと美味しく感じられることも少なからずあるはず。

他と少しだけ変わった形態の商品が良いのでは。
今回テレビで見たイチゴ大福は皮も赤い。そんな感じで。
もちろんあんこの味とかは平均以上である必要はあるが。

そして、そういうのが注目を集めるには、やはり地元の口コミ
行列を最初に作るのは地元の人々。
その時に接客が良くないとか悪い評判がたったら、ネットほどではないがその情報はすぐに地元に拡散する。

買いに行っても商品がいつも無ければ、人気は出ない。
しかし、いつ行ってもある、となっても、いつ行ってもいいや、そして結局買いに行かない、てこともあるし・・・

行列ができるだけのスペースが店の前にあるか、てこともある。
車で行ったけど車を止められない、これじゃあ人気店にはならないだろう。
近隣住民にとっては単なる迷惑。

結論は、そこそこ変わった商品が地元でうけ、いつの間にか人気が出て・・・ってことだろう。
偶然の部分が大きい。

アタリマエだがネット上で人気店になろうとしているショップはいくらでもある。
そしてそういうショップは大体あざとい
子供や赤ちゃんの写真をでかでかと載せたりね。児童に労働させる様子も載っていたりする・・・
そういうあざとい店はネット上でも行列はできない。

拡販しようとネット上であーだこーだするよりは、まずは地元での人気と”偶然”を目指すべきだ。
テレビで紹介されるような行列ができる人気店になるためには。
ま、それじゃあたいした売り上げにはならないでしょうがね・・・