昔気質技術者のお小言

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”自粛”は放送局が判断すべき

ホリエモンが自分の出演する生番組が延期になったとかで、放送局を”バカ”と。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160416-00000539-sanspo-ent
(リンク切れしていたらすみません)

そのバラエティ番組が延期されたのは件の災害に係るもの。
ホリエモンはバラエティ番組の放送延期はそれとは無関係でバカげた行為、と文句を垂れている。

テレビ局の”自粛”はこれまでもいろいろありましたな。
少し前の大災害のときはバラエティ番組どころかCMを流すことまで自粛されていた。
かなり前では、我が国の国家元首崩御の時、CMの一文一句まで気が遣われていた。
それが全テレビ局で。

それらのときもテレビ局が一斉に自粛したことに対して”批判”があった。

まあ、いろいろ意見があってよいとは思う。
被災地の様子を伝える報道以外の番組を見たい人もいるだろう。
テレビ局は画一的ではなくいろいろな情報や番組を流すべきという考え方もあるだろう。

しかし、テレビは視聴者のためのもの。
各テレビ局が視聴者が見たい・知りたいことを判断して番組を流す。

(まあ実際は”スポンサー”のために動いているとしか思えないことが多々あるが。
しかし生番組が放送されないとなったらば、出演者にとってはギャラが発生しないという問題もある。
それでなくてもテレビ局と出演者の契約はかなり曖昧であるとの話も。

とは言っても、大災害に係る放送延期に対して”バカ”というホリエモンはどうかと思う。
放送延期は情報発信会社としての放送局の判断。
麻雀なんかより災害情報発信の方がはるかに重要だと判断したのだろうし、それが普通だと思う。
そもそも・・・ホリエモンは社会通念に欠けている部分があるわけで。そうでなければ逮捕されるようなことにはなっていないはず。
テレビ局は報道機関だから”報道”を優先しただけのこと。

と、冒頭で挙げたリンク先をよく読んだら、インターネットテレビだった。
従来のテレビ局は報道機関であるが、
インターネットテレビは報道機関なのか???
ま、それは作り手の意識でしょうなあ。
自らを報道に携わるものと思って番組を作っているのであれば、そう。