昔気質技術者のお小言

~ おいさんのへりくつ日記 ~

”本当の燃費”を誰か測ればいいのに

カタログ燃費と実燃費が乖離する理由だそうで。
http://trafficnews.jp/post/51089/

ま、今さら感はありますな・・・でも知らない人も少なくないだろうから。

で、カタログ燃費と実燃費に差がつく理由はもう一つある。
それはメーカーで燃費を測る時の”工夫”である。

JC08モードだのなんであっても、燃費測定時の設定値には誤差が認められている。
速度○○km/h±○kmとか±○%とか。

この認められている範囲を意識的に使えば、燃費を少しよく測定できる。
例えば、○秒間に○○km/hまで加速、というパターンがあったとすると、
その○○km/hの誤差範囲のできるだけ下の方の速度までしか加速しない、とか。
こうすれば燃費は(一見)良くなるでしょ?

もちろんこれは”偽装”ではない。
たぶんどこのメーカーでもやっていることだろう。
でも、いわゆる”燃費”なんてそんなもん、ってことなのだ。

一方、どこかのメーカーではやっていないのだろうか、いろんな走行パターンでの”実燃費”測定。
例えば、高速道路を定速巡航、ま、これは簡単。
しかし例えば、スーパーへ買い物に行くときをシミュレートした走行パターンで走らせた時の燃費とか。

ガソリンが満タンの時と半分以下の時のそれぞれの燃費とか。

まあそういうのを発表したメーカーはこれまではナイはず。
しかしもしそういう走行パターンで他メーカーの車より良い燃費だったら、これは相当な宣伝文句になる。
この車は通勤とか買い物では最も燃費が良いですよ、と。

これは最初にやってしまったもん勝ち、だと思うがなあ。

また、こういうときこそ自動車評論家とか車雑誌が測定すべきなのでは?
何車種かでどっかにドライブ旅行に行ってその時の燃費、なんてのはよく掲載されているが。
もっと日常生活に即した走行パターンで実験しろと。

何車種かでいっせいに郊外のスーパーへ買い物に行く。あるいは渋滞ばっかりの近郊スーパー。
駐車スペースを探すのにもガソリンは消費される。
そういうときの燃費を測定してみるのだ。

自動車評論家も車雑誌も”提灯記事”ばっかり書いていないで、こういった実地的な実験をして公開すべきなのでは?