昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

馬○に小判の先進技術

いわゆる「自動ブレーキ」について、半分以上の人が誤解しているとの記事。
http://trafficnews.jp/post/52660/

いやあ、酷い。
何がって車を運転する人の半分以上が単なる○カってことなのだ。

(以降、激しい表現が続きますが、車っていうものはそれほど危険な機械であるのです)

自動ブレーキで衝突をいつも回避してくれると思っている輩が街中を車を転がしているとは、よく考えるとかなり恐ろしいことだ。
自動ブレーキなんかごく限られた状況でしか有効ではないことは
義務教育程度の理科の知識があれば分かること。
すなわち、義務教育の理科もロクに理解できていないバ○が車を転がしているのが現状なのだ。

そういや以前にあった。
マツダの販売店で自動ブレーキ車の試乗での事故。
試乗して衝突させた輩は、アクセルべた踏みしていたらしい・・・バ○。
しかも40代といういい歳したおっさんだぞ?
こんなのが車を転がしているから交通事故が減るわけがナイ。

一方、安全技術ではないが、エコ技術にも誤解というか相当のウソが蔓延している。
ハイブリッドカーは書き飽きたが・・・
自動アイドリングストップもほぼムダ。
アイドリングストップは、アイドリングが長い際にエンジンを止めてガソリンを節約しようとするもの。
しかし、ガソリンエンジンはエンジン始動時に最もガソリンを食うのだ。
すなわち、”エンジン始動”の回数が多ければそれだけ無駄なガソリンを消費する。
長時間のアイドリングとエンジン始動で消費するガソリンのどちらが多いかっていう話なのだ。

だから、街中の信号待ちで30秒くらいのアイドリングであれば、アイドリングストップなんかしない方がよい。
エンジン再始動でガソリンを無駄使いするから。
街中や住宅街での一時停止でもアイドリングストップ・再始動をしている車はガソリンをどぶに捨てているのだ。

そもそもアイドリングストップなんてのはアイドリング時のガソリン消費量が多いエンジン、すなわち出来が悪いエンジンのためのもの

現在ではアイドリングストップ装着が普通になってしまったが、
以前にアイドリングストップによる燃費向上を声高に宣伝していたのはエンジン技術が低いことを宣伝していたようなものだ。
アイドリング時のガソリン消費量が少なければ大きな燃費向上はないはずだから。
「ガソリン猿人」なんてCMしてたメーカーがあったよねえ。

車を運転するならばこのくらいの考察はできなければならない。
しかしメーカーはバ○に売りつけるのが最も儲かる
スマートフォンなんか何も知らん連中に如何に売りつけるかというのがビジネスモデルだ。

現在の先進技術とか安全技術とは、もともと慎重に運転する(それが普通だが)人の万一のミスを防ぐためのもの。
製造業の生産ライン等でのミス低減手法と同じこと。
バ○が○カな運転をするのを防ぐものではないし、そもそもそれは不可能だ。
安全技術とか燃費技術をどうこうするよりも、運転免許試験に中学理科とか道徳とかを導入してバ○に免許を取らせないようにするのが最も有効である。

ま、そんなことはメーカーが反対してできないだろうけどね。
バ○に売りつけないと儲からないから。
まー、そもそも経済成長とはそういう要素があるのだが・・・