昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

それが言葉尻をとらえるってことだ

車のリコールのお知らせが届いた。
助手席側エアバッグ
ま、こないだの車検で取り換えたって言ってたんで、たぶん行き違い。(確認しておかなければ)

と、ふと地元新聞のコラムを見たら、リコールのお知らせが届いたという書き出しだった。
おそらく同じ件だろう。

で、そのコラムの書きだし部分で、
その手紙の表題で「ご愛用車のリコールに関する・・・」とあるが、”愛用”しているかどうかは持ち主が決めること、”お車の”と書きだしてほしい、
などと。

アホか・・・と思った。
これが言葉尻をとらえる、っちゅーことやね。
”厚切りジェインン”のネタより日本語レベルが低い。
少しは”物ごと”を考えてもらいたい。

いちいち説明するのも馬鹿らしいのだが・・・
言葉の意味、お知らせ文書を書く側の気持ちを考えればこの言葉を使って当然。

メーカーは、購入者に”愛用”してもらおうと思って車を作っている、売っている。
そういう気持ちがなければロクなものは作れない。(そういうメーカーもあるようだが?)
どうせうちの車なんか”愛用”されないよ、なんて思っていると購入者に思われたらどうなる?

というわけで、メーカーは自社車を”愛用”してもらっていることを前提として文章を書く。
”ご愛用車”という言葉しか選択肢はない。

仮にそうでなかったとしても、この言葉は日本語として定着しているもの。
同様の事例をあげると、例えば”ご主人”とか”旦那”。
夫は”主人”なのか?”旦那様”なのか?
他にもいろいろあるが・・・

”ご愛用車”なんて当たり前の言葉に対して何にも考えずに揚げ足取りをしているヒマがあったら、”全然”という言葉を肯定の意味で使うな!!と街中でツッコミまくってろ!!

ちなみに、そんな馬鹿な文章のコラムを載せていたのは例によってレベルが低くプライドは高い秋□県の地元新聞。
以前も中学生以下の文章のコラムが載ってたし、よくもまあ、そんな中学生並みの意識で新聞を作っているもんだ。
(こう言うと中学の新聞部の皆さんに失礼なのですが)
言葉尻しか追っかけないからロクな記事が・・・
ま、おそらくどこの地元新聞も・・・