昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

”コンパクトシティ”にはあこがれるが

コンパクトシティ”の話。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO05504800R00C16A8TZD000

歩いてあちこちに移動して用件を済ませられるような街にはあこがれる。
大体、車で出かけて用事を済ませ、次の用事のために車をちょぴっと移動させ、次の施設でまた駐車スペースを探して駐車して、用件を済ませたら車でまた次の施設へ・・・
こんなんじゃ当然ガソリンはムダだし!ガソリンはよくてもタイヤがムダに減るし!
車好きな人でも街中をちょこちょこ走るのが好きだという人はあまりいないだろう。
車はがーっと走らせたいものだ・・・

コンパクトシティについての賛否両論は冒頭にあげたコラム中にもあるが、
まずは交通網でしょうな。

例えば私が住んでいる地区は駅まで歩いていけないこともないが、ちと遠い。
大雨なんかだと歩いて出かける気が失せる。
バス停が近くにあることはあるが、最終バスがやたら早い。
これじゃあバスは使えない・・・
県庁所在地の駅周辺でもこんなもんである。

一見採算を度外視した交通網が必要だ。
採算という考えがあったりすると運行密度が低くなるからね。
最低30分に一本、は必要かと。

あと、たぶん誰も指摘はしないが・・・高齢者の再教育が必要だ。
コンパクトシティは高齢者にとって便利なところ、すなわち高齢者が集まる街だから。

トレンディエンジェルの漫才のネタであった。
「僕は”斉藤さんといっしょ”ってゆうテレビ番組をやりたいんですよね」
ひとネタあったあとで、
「今度は”おじいちゃんといっしょ”にしよう」
「えーっ、高齢者のための教育番組ですか?」

いや、これはシャレにはならないところがあるのだ。
田舎のジジババのマナーの悪さは知っているかい?

敬語のけの字も知らず、あかの他人にタメ口をきくのは普通。何様?
身体がぴんぴんしているのに、後期高齢者でもないのに車いすスペースに駐車する。
スーパーなんかでは駐車スペースではないところに平気で駐車する。

コンパクトシティ化が進めば、集約地域にこういったのがどんどん集まってくるのだよ?
そのマナーの悪さに辟易した若者が街を離れたらどうなる?
即座に人口減、財政は破綻する。

だから、コンパクトシティ化を進めるにあたっては、
まずは「おじいさん(おばあさん)といっしょ」ってゆう番組を作ってだな・・・