昔気質技術者のお小言

~ おいさんのへりくつ日記 ~

携帯料金は高いのか?高いよね

「バカ高い携帯料金は本当に安くなるのか」
http://ironna.jp/theme/443

・・・なんかピンとくる意見がないなあ。
しかしまあこれは、キャリアの”詐欺”を指摘しているもので、まあまあかと思うが。
http://ironna.jp/article/2454

携帯料金は、ま、今後も下がらないでしょうな。総務省がいくら頑張っても。
てゆうか、キャリアの丸損になるような施策あるいは提言を打ち出すことはないだろう。
現在までの提言などはごく表面的なことだ。

我々はナゼ携帯料金を高いと感じるのか。

ちなみに、ここでも、あるいは冒頭にあげた記事でも”高い”と決めつけている。
この決めつける見出しは二流週刊誌的ではあるが・・・

じゃあ逆に”安い”と考える人のパターンを考えてみる。
人が価格を安いと思うのは、価格以上の価値を感じられるときである。
通信速度が速い、そして安定している。
これがスマートフォン用回線の最大の価値であろう。
だから、動画の閲覧、通信ゲーム、そして仕事などでファイルを閲覧・やり取りする人ではないか。

しかしそういう人はそんなに多くはないはず。
大多数の人は電車内での暇つぶしくらいにしか使っていないはずだ。
動画見たりサイト見たり。
時々アプリで手続きや買い物したり、そしてそれも一日中やっているわけではない。

ということは、月のデータ通信量はともかく、現在の超高速回線なんて必要ないのだ。
動画なんて実質ひとケタMbpsあれば十分にみられる。
サイトなんか1Mbpsあれば十分。

でも月当たりの利用可能通信量を抑えないと料金は安くはならない。
通信量を抑えたプランにしてもまだ高いのだが。

つまり、大多数の人にとっては現在の回線速度は明らかにオーバースペックであり、
通信料金はそのオーバースペックの回線速度に合わせて設定されているから
利用者は通信料金を”高い”と感じる。

最大通信速度を10Mbps程度にして料金を半分にでもすれば、料金が高いという人はいなくなるのではないか。

必要がないスペックの通信速度を押し付けて高い金を取る、これを詐欺と言わずしてなんと言うのか。

総務省の意向に従って1GBプランなんてものを大手キャリアが作ったのは、どうせ1GBなんてすぐに使い切られて追加料金をむしり取れるからだ。
回線が高速なため、接続先サイトや動画なんかを間違ってもあっという間に大量の通信が行われる。
つまり利用者のミスでの通信量を効率的に稼げる→追加料金を払わせることがしやすい、のだ。

回線速度がオーバースペックであることを誰も指摘しないのが不思議でならない。
(これまでに一回しか見たことがナイ)
ま、よく考えると、スマートフォン関係の記事を書いているような評論家やライターは高速通信の恩恵にあずかっているのだろう。
だからこういう連中が書く記事は一般人、スマートフォンをあまり使っていない人の実態からは乖離しているのだ。

そして総務省も回線速度について指摘しないのは、ものごとの本質が分からない役人だから、
あるいは大手キャリアとズブズブだから、
なのではないか?