昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

ネット情報に頼りきるのは○○

30代以下はテレビなどを頼りにしていない、信頼していないんだそうな。
http://toyokeizai.net/articles/-/144713
この記事はこの雑誌から、ま、宣伝記事みたいなものですかね。

私はテレビはあんまり見ない、と本ブログでたびたび言っていますが、それはテレビがラジオに置き換わっているだけ。
メディアの信頼性としては、まだまだテレビ>>>ネット、ですな。
あくまでもテレビとネットを比較した場合。

テレビだってよくウソを言うし。
ある情報番組で、「ではこれを”電子顕微鏡”で見てみましたので・・・」
出てきた画像・映像は比較的高倍率のただの光学顕微鏡。
ま、テレビの作り手もロクに知識がナイ、というか、ロクに確認しないんだよね。

ネットはネットでもっと酷い。
先日、”カニ 解凍”というキーワードで検索してみた。(Google
そしたら、検索結果の最初に出てきたサイトと3番目に出ていたサイトが全く同じ内容。(この検索を行った時点で)
つまり後者はただのコピペで作られたサイト。
ちなみに前者はネットショップのサイト。

こんなコピペサイトなんかネット上にはあふれるほどある
コピペサイトなんかまだマシで、コピペサイトをコピペしたサイト、それをまたコピペしたサイト・・・
もちろんコピペする際にはその情報の裏取りなんかしない。
だから最初の情報が間違っていたら、それがあっという間にネット上に広まるわけで。
裏取りしていない情報だらけである、ネットは。

コピペサイトを作っている輩どもは何が目的なのか。
それは情報発信が目的ではなく、アクセス数を増やすことが目的。
だから情報の真偽なんかどうでもよい。情報があると勘違いした連中がアクセスすれば。
だから検索結果の上位にコピペサイトが並んでいたりするのだ。
ツイッター等のSNSなんかもっとひどいでしょ?
デマが平気で拡散する。

こんなデマがまかり通るネットを”頼りに”する、ってことをやっていると、はっきり言いますと、バ○になりますよ?
もうなっている輩も相当いると・・・

テレビや雑誌のいいところは、”編集”が入っているところ。
きちんとした(一応)チェックが入っている。
もちろん全然きちんとできていないものも多数ありますが・・・
裏取りをしないで放送している番組もありますが・・・
インタビューの内容をねつ造して掲載する雑誌もありますが・・・

だから、テレビ雑誌新聞は”偏向している”ことを前提に接すると、まあまあ有用だったりする。
少なくともそのメディア”単品”ではネットよりもはるかに信頼性があるのだ。
ネットなんか確認もしないで垂れ流しだからね。
わざとデマを広めたがる輩もいるしね。

しかしながら、ネットの良いところは、いろんな角度からの見方や意見が簡単に集められること。
もちろん、どこの馬の骨が書いたかわからないような某掲示板の意見は除く。読むだけ時間のムダ。
自分の頭で考える時にはいろいろな見方を知っていた方がよいし、そこから偏向していない状態を見出せたりする。

ちなみにネット上の”ニュースサイト”だって信用できない。
例えば、ビジネスジャ一ナルなんか、ライターがネットの話だけで記事を書き、それがウソ情報で、Yahooニュースから一時締め出された。まあこのサイトの母体がそういうところですしね。
マイナ○ニュ一スはステマ記事でYahooニュースにはもう出ない。
ライブ○アニュースは、見出し以下の要約が中学生以下レベルの国語力読解力で書かれている。

こういったネットの悪いことを全て知ってからでないと、ネット情報は頼りにすることはできない、のだ・・・