昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

レッスンでプロ選手を解説する馬鹿馬鹿しさ

錦織の才能「疑いの余地ない」も「成功しきれない理由」。
https://the-ans.jp/column/2069/
この記事では要するに”怪我”だと。

プロはなぜ怪我をするのか。
それは無理しているから。
トッププロともなると身体の限界以上で動かさなければならないことが多いから。

身体の動かし方は昔から研究されていて基本的には理にかなったものになっているが、プロはそれ以上のパフォーマンスを出さねばならない。
理にかなっている動きだけでは相手以上の動きができないからだ。
そして相手もそれ以上の動きをしてくる。勝たねばならないから。

怪我が多いか少ないかは単に”無理”の度合い。
欧米人に比べて体格が小さい東洋人はより大きな”無理”をしなければならない。
欧米人の相手だってある程度の無理はしているが、それ以上の無理をしないと勝てないのは当たり前だ。

怪我が多い少ないに関わらず、プロは身体のメンテナンスを時間をかけて行っている。
だから継続してプロでやれるのだ。
そして”無理”がかかる動きを毎日の多くの練習の中で身体に慣れさせている。
ストローク一つとっても、一見理にかなってはいるが身につけるにはかなりの練習量を必要とするものも少なくない。

初級者相手のテニスレッスンでそういうプロのフォームの解説をするバカバカしさがお分かりだろうか?
プロの話を長々とするのは愚の骨頂、「金返せ」レベル
その時間分は初級者にとって最も必要な反復練習の時間が減るし。
レッスンでプロの解説をするようなコーチは単なる自己陶酔コーチ、脳みそ筋肉コーチ、テニスの本質が分かってないと言っても過言ではない。
レッスン生をよく見てないのだね。
相手はジジババとかか弱い女性とかだぜ?

ちなみに中級であってもプロの動きをマネすべきではない。
運動連鎖の最も基本的なレベルに留めておくべき。

あとは筋力をバランスよく鍛える。
”バランス”が重要。
バランスが崩れるとどこかを傷める。手打ちドヤ顔オヤジになる

だいたいアマチュアは”半プロ”でもない限り練習時間は少ないし、身体のメンテナンスの時間も取れない。
マチュアでどこか傷めるというのは、単に打ち方が理にかなっていない、のだ。
どこかに無理がかかっているだけ。
あるいは身体が衰えているのに高校生の打ち方をしているだけ。
そういや今のコーチもジジババ相手に高校生向けの指導をしているなあ・・・
ほんっとに”分っていない”自己陶酔コーチだ・・・