昔気質技術者のお小言

~ おいさんのへりくつ日記 ~

e-Powerはやはりちと心配

日産のノートe-POWER、仕組みとしては面白い。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO09503510U6A111C1000000

そもそも、トランスミッションCVTが大流行のこととか、エンジン制御をなぜそこまで細かくやるのか、っていうのは
燃費をよくするためにできるだけエンジンが効率が良い回転数で動かそうとしているからだ。

これが、エンジンは発電のみとすれば、基本的にはエンジン回転数は一種類でよい。
その回転数を燃焼効率が最も良い回転数に設定したり、逆に発電に適した回転数が最も効率が良くなるようにエンジンを設計すればよい。

しかし、おそらく雪国では使いにくいだろう・・・

電気自動車を雪国で使うのは怖いなあ、という話を前に書きましたが。
ここ北国でも電気自動車「リーフ」をたまに見かける。
正直、ア○か・・・、あるいは冬用に別の車があるお金持ち?、と思う。

で、e-POWERガソリンエンジンで発電するので電気自動車の雪国で不利な部分がスポイルされるかとは思う。
でも雪国の冬の車生活を考えてみると・・・

朝、車に雪が積もっている・・・
まずはエンジン始動、全ヒーター稼働、暖房も全開、そして車に積もった雪を落としにかかる。
雪が十センチも積もっていることは珍しくない。フロントガラスがガチガチに凍っていることも珍しくない。
まずはルーフの雪を落として、サイドウインドウの氷や雪をガリガリと落として。
それが済むころにはフロンドウインドウに温風が当たっていて融け始めていればラッキー。
ボンネット状の雪も融けて落ちていく。

人によってはこういう作業が面倒なので、出かけるしばらく前にリモコンエンジンスターターでエンジンをかけるというやり方もある。
出かけるころには車全体が温まって雪は全部落ちているのだ。
もちろん、いわゆる”エコ”とは真逆の行為です。

さて、これがe-POWERならどうか。
エンジンって自分で起動できるの?
エンジンがかからないならば熱源は電気ヒーターのみ。
ボンネットの雪は永久に融けないだろうなあ。
電気ヒーターで電力を食ってバッテリーの残量が少なくなって初めてエンジンが起動するだろう。
しかしその回転数は二千回転らしい。
雪落としの間にエンジンがずっと二千回転?
これってすげー近所迷惑。(エンジン騒音で)

これがもう少し改良されて、車が停止中は一般の車のアイドリング程度のエンジン回転数にするとか、エンジン回転数が二種類あれば、そしてエンジンをマニュアルで指導できるようになっていれば、まあ使える車になるかなあ?

しかし一般の車の暖房源はエンジンの排熱。
本来ならば捨てている熱を暖房に利用しているのだ。
電気ヒーターよりもエコだし効率もよいですわな。
e-POWERはどうか?
エンジンが発生する熱を暖房に利用できるのか?
これまでのところはどうなっているかわからないなあ。