昔気質技術者のお小言

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「ガラホ」という言葉は何とかならないのか?

「ガラホ」と呼ばれる携帯電話が発売される、という短い記事。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/388/388911/

この「ガラホ」という言い方は何とかならないのか。
ものすごくセンスが悪い。

大体、この言葉はどこから出てきたのか。
いや、そんなことは知っているという人は多いだろうが。
その元となった言葉は「ガラパゴスケータイ」である。

そもそも「ガラケー」なんて誰が言い出したのか。
おそらく・・・
当時の従来型携帯電話機回線によるネット展開に後れを取った売国奴ではないか。
しょうがないのでアップルにゴマすりに行ってiPhoneをゲットし、
それを売るために従来型携帯電話機を揶揄した。
その言葉が「ガラパゴス」である。
(ま、想像ですがね!)

そもそもガラパゴス」化の何が悪いのか
優れているから国内で発達しただけで。
それに乗っかれなかった方が悪い。
もちろんiモードの世界展開に失敗した某社も悪いが。

で、iPhoneを始めとするスマートフォンが黒船状態となり、
特にiPhoneへの部品供給で、国内製造業はアップルとの不平等条約を結ばされて中身をボロボロにされた。

一方、くだらないCMで契約者を集めて金を巻き上げてその通信料金を原資の一部としてSBソンは何をしているかというと
ロシアやアメリカに金をばら撒こうとしている。
これを売国奴と言わずして何と言うのか。
そんなに金があったら通信料金を下げる原資とするのが筋である

というわけで、「ガラケー」という言葉を聞くとこれらのことが思い起こされるのだ。

ちなみに、冒頭にあげた記事の元のプレスリリースでは「ガラホ」という言葉は使われていない。
こんな言葉を使うのは、ま、それだけのレベルのライターである。
大手キャリアなんかもAndroidOSのケータイを出す際にはこんな言葉は使っていなかったはず。

もし大手キャリアが「ガラホ」という言葉を使う時には
「『ガラケー』にしがみついている奴らのせいで通信料収入が伸びないじゃねえか。しょうがねえから従来型携帯風の端末を作ってやったがよ、とっととスマホに移行していっぱい金を貢げよ!」
という意である。
そういや、三太郎とかいうクダラナイCMを流しているキャリアの偉いさんがどこかのインタビューで「ガラホ」って言葉を使っていたなあ。
本音が漏れたんだろうなあ・・・

もしそういう意識がないならば「ガラホ」なんてセンスの悪すぎる言葉は使わない。
他にもっとセンスがいい、耳障りがよい言葉を作ればいいのに。
「スマケー」とかさ。
しかしこんな言葉が流行ってしまったら、スマートフォンへの移行はますます進まなくなるだろうね。