昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

DeNAの件での著作権以外の根本的問題

この記事を書いているときは、DeNAの例の問題でネットニュースに”著作権”の観点からの解説記事が多く出ている。
まー、誰かが”著作権”の記事を書いて、それを見てから乗っかったんでしょうなあ・・・

しかし今回のDeNAの問題の本質は”著作権”ではない。
巷の同様のメディアで著作権侵害が行なわれているのは事実なようだが。
それ以外の本質的な問題にも目を向けられたい。

いわゆるキュレーションメディアとかまとめサイトとかがコピペで作られていることは、今回の事件でネットリテラシーが低い人も知ることができただろう。
サイト運営者の顔が見えない情報系サイトはほとんどアフィリエイト目的のコピペサイトである。
情報をまとめたかのようなサイトを作ると検索で上位に来やすいのだ。

ちなみに、主婦の日常の日記とされたブログであっても、主婦のふりをしている輩が作っていることも少なからず。

そもそもコピペの何が悪いのか。著作権の観点以外に。
それはウソ情報を拡散している可能性が高いからだ。

コピペ情報サイトを作っているような輩はそもそも情報の真偽なんかどうでもよい
検索で上位に来さえすれば。
だからコピペ元の情報を吟味なんかしない。
情報だけ盗めればいいのだ。

そしてそのコピペ元もそうやって作られたサイトであることが多い。
つまりウソ情報のコピペがまたコピペされ、どんどん拡散している。

情報をまとめているとしているサイトがその情報に何の責任も持たない。
真偽なんかどうでもよい、というスタンス。
すなわち、そのサイトの情報は”情報”としての価値を全く持たない、むしろマイナス価値。
こういうネット情報の本質をきちんと指摘する人はいないのかね?