昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

AbemaTVもテレビの補完にはいまいち

毎年のことなんだが・・・1月2日の昼間のテレビが恐ろしくつまらない。
そしてラジオもなんかつまらない。
地デジ・BS、そしてラジオはAM在京局・関東圏FM局とこれだけの数があって、観たいもの聴きたいものがなぜ一つもない???

というわけで、ネットテレビ、すなわちAbemaTVを覗いてみた。
・・・あれれ~、こっちもこれだけのチャンネル数があっても観たいものがナイ~。

ていうか、当然ながらデータ通信量を食うから、きちんと見たいものを決めて見なくちゃいかんのだ。
だらだらと流しているのには適さない。
もしかしたら、WiMAXで速度制限に引っかかりまくっている輩とかは、AbemaTVをダラダラと流しっぱなしなのかもねえ。

ちなみに、ご存知とは思うが、
AbemaTVをスマートフォン等で見る時は画質を指定できる。
画質を落とせば落とすほどデータ通信量は少なくなる。当然。

というわけで少し実験。
通信速度256kbpsでAbemaTVを見られないものかと。
ちなみに、楽天モバイルの客寄せ料金プランの256kbps、それのテザリング

ちなみに、このプランだと通信量に制限はないが、
楽天モバイルの通常プランでは低速モードにしても月間通信量を消費するという酷い仕様であることはもはや有名である。

さて、結果は、
やはり256kbpsでは映像がとぎれとぎれになる。もちろん最低画質で。
スマートフォンタブレットの両方で試したので、画像処理の遅さなどではないと思う。
ちなみにPC(ブラウザ)では画質の設定ができなかった。
ま、低速回線で動画は無理なのは当然と言えば当然。

しかしながら思うのだ。
もし256kbpsでも途切れることなく視聴することができれば、AbemaTVは爆発的に広がるのではないかと。
データ通信量を食わない低速通信モードで見ることができれば、ダラダラ視聴の用途でAbemaTVを利用することが可能になる。
ネットテレビが今一つ流行らないのは、移動体通信のデータ通信量に制限があるからだ。
もちろんこの議論では楽天モバイルとかイオンモバイルは除く。

実際のところ、AbemaTVは最低画質にしても地デジのワンセグよりも画質が良い。
これをワンセグ並みまでに落とせば実現できないだろうか?

いやしかし、低速通信モードでの視聴が技術的に実現できたとしても、
実際に配信するのはいろいろなしがらみがあるのではないだろうか。

ネットテレビのつけっぱなし流しっぱなしに抵抗がなくなれば、それは完全に現在の通常テレビと用途がバッティングする。
総務省がなんか言ってきたり、従来メディアが黙ってはいないんだろうなあ・・・