昔気質技術者のお小言

車、日用品、家電製品、時事問題を技術者的に

上級者には決して理解できない難しさ

レッスンでまたまたやれやれ・・・ですわ。
サービスの練習で説明が長い長い長い長い長い・・・
しかも今回はほぼ100%が初級者にとってはムダ話。
メンツは初級者年配、四十肩五十肩がありそうな(私だ)、身体がもう固くなっている、しかも羽子板サーブで凝り固まっているおねえさん(オバサマ)方だけだぜ?
そういうレッスン生相手によくもまあ”プロ”のサービスを解説できるもんだねえ・・・
やはりただの自己陶酔コーチだ・・・

羽子板サーブと本格的なサーブのフォームの間には広い川がある。それを超えるのは容易ではナイ。
そもそも初級者、しかもジジババ・か弱い女性に向かってプロのグリップやフォームを解説してプロコーチとして恥ずかしくないのかね?
高校生向けの理論しか研究していないからだ。
しかもそういう理論は簡単なのだ。”運動神経”をまっっっったく考慮していないから。

サーブは最も難しいショットだ。
これは脳ミソが筋肉になるまでひたすら練習して実際に脳みそが筋肉になってしまったコーチには絶対に理解できないこと。
”運動神経”を理解できる知力もないだろうから。

サーブは難しいから自然に”羽子板サーブ”になってしまうのだ。
なぜそうなるかはいちいち説明するのはメンドクサイ。

そしてさらに、たいていはそういう人たちは投球フォームができない。
そもそも正しい投球フォームをできる人は少ないよ?
大抵の、特に女性は正面を向いたまま球を投げる格好になる。

そういうメンツに向かって「サーブは球を投げるようなフォーム」、なんていうのはバッカじゃないの???

そしてさらに、最近のプロのサーブのグリップはコンチネンタルよりもさらにバック側に握っている、なんて言うのは・・・もうアタマ悪すぎコーチ。

かくいう私も本格的サーブは打てない。
元々身体が硬い、肩回りも硬い、腰も傷めやすい。
そういう硬い身体でスピンサーブなんか無理無理。
練習で各関節の可動域が広くなるように鍛える、等とうそぶく輩もいるが、
元々身体が硬い人では、アマチュアの練習量ではプロのフォームができるようになるのは無理。
このご時世、それくらいの練習量が取れるのは不真面目公務員くらいなものだ。

ももちろん練習量を多くとれる不真面目公務員ではないので、サーブの土台は”羽子板サーブ”である。
羽子板サーブに、まずは一つ動きを加えて、それができるようになったらもう一つ加えて・・・
で、やっと見かけはまずますのサーブを打てるようになったのだ。
かなり苦労した。
一足飛びに本格的サーブを打つのは不可能だ!!

なぜ羽子板サーブになってしまうかを考察しているものはこれしか見たことがナイ。正しいかどうかは別にしても。