昔気質技術者のお小言

~ おいさんのへりくつ日記 ~

お役所仕事の役人が”がん”

某大臣の「学芸員ががん」発言について。
http://diamond.jp/articles/-/125464

なるほどなあ、と思った。
この記事の冒頭にネット上の批判など紹介している。
学芸員は研究などが仕事で観光ガイドじゃない」とか。

ちなみに程度が低いというかサイテーの記事だとここで話が終わる。
いわゆるネット記事では、どこの馬の骨が作ったかわからないような掲示板のどこの馬の骨かわからん奴のチラシ紙よりも薄い考えの書き込みなどをコピペしてきて”記事”にしていることが非常に多いのだ。
取材なんかもちろんせず、どこかの掲示板やツイッターとかから何にも考えずコピペしてきて記事を作る。
いーい仕事だなあ!(ゲスニックマガジン西条風)
ネット上で帰結するにしても、専門家の意見とか探してきて許可を得てまとめればそれなりのレベルの記事になるのにねえ・・・

閑話休題
冒頭にあげたコラムはもちろんその後きちんと話を進めている。
文化財を”観光資源”として活用することで、その文化財自体を守るための予算が捻出できる、と。

ネット上の程度の低い意見で「学芸員は研究が」とあったが、一般の”研究”でもそうではないか。
研究費を取ってくるにはどうする?
その研究がいかに重要なものかを周りに説明して認めさせ、そうすると予算をつけてもらえる、あるいは研究費を出してくれる人が現れる。

文化財でもそうではないか。
その文化財がいかに重要なものかを世間に対して説明しないと、それはただの”古い物”。
学芸員の仕事が”研究”だとすると、その文化財の重要性を世間に説明する責任も学芸員にあるはずだ。
趣味で仕事をやっているのでなければ。
文化財を見に来てもらってその重要性をさらに理解してもらう、これが外見的には”観光”となるのだ。

つまり、文科省とか文化財を管理している役人や学芸員がいわゆる”お役所仕事”しかしていない、
これが問題の本質ではないのか。
いや、実際、他の分野でも、”人生あがったぜ、後は定年を待つだけ”とロクに仕事をしていない公務員研究者って少なくないからナー。