昔気質技術者のお小言

~ おいさんのへりくつ日記 ~

今、電気自動車だけになったらオソロシイ

もし今の日本でこんな政策になったらオソロシイ・・・
インド、将来は電気自動車のみ販売とする政策。
https://www.cnn.co.jp/business/35102214.html

何が恐ろしいのか。
前にも書いたが、今の電気自動車では雪国では使えない。
リーフなんかここいらでも走っているが、ありゃあ金持ちのオモチャだね。

電気自動車は悪路を走行するようにはできてはいない。(現在の技術では)
雪国の雪道は”悪路”なのだ。特に秋田市

悪路を走行するようにできてはいない、とは、車両の形状ではなくパワートレインの問題。
舗装路だけで”電費”のみを追求されているから、タイヤのスリップなど精密に制御されている。
スリップしそうになったらパワーを制御するとか。
この仕組みは最近の車にも導入されている。

そうするとどうなるか。
雪道でスタックしたときに抜け出せない。
面倒くさいのでもう説明しないが、プリウスなんかではそう。
バックはモーター駆動のみで、バックの時にタイヤを空転させられないのだ。
プリウスがスタックしたところに出くわした時はそれはもう苦労した。
電気自動車なんかだとタイヤを空転させながらの前進もできないだろう。
空転させられたとしてもバッテリーの電気がすぐに無くなる
現在のプリウスはどういうセッティングになっているかは知りませぬが、少なくとも前のモデルでは雪国で乗っているのはアタマが悪い奴、というセッティングだった。

また、ガソリンエンジンは熱を出す。
これはエネルギー効率的には無駄なのだが、冬の車には貴重な熱源。
もし雪道で立ち往生したら・・・
ガソリンエンジンならばエンジンをかけておけば温風を得られる。
一酸化炭素には注意だが)
電気自動車はバッテリーの電気を使ってヒーターを使って・・・電気がすぐに無くなりそう。

熱発生効率はガソリンエンジンの方が便利なのだ。
ガソリンは燃焼すれば熱が出るが、電気は、何かしらで電気を作ってそれを何かに流してやっと熱を出す、から。

もちろん、こういったエネルギー的欠点はそのうちに改良されるだろう。
しかし現時点では全くダメ、数年内に劇的に改善されるとも思えない。

また、電気自動車の方が雪道走行はスムーズとする意見もあることは知っている。
しかしそれは除雪された道路でのこと。
秋田市の街中の除雪の酷さを知らない輩が言うことである。

電気自動車を推進しようとする人々は、おそらくこういったことは考えてはいまい。
机上でしかものを考えない、春になったら冬の辛さを忘れる、のだろう。
秋田市内の郊外よりも酷い除雪状況の道路を走って通勤していることを春夏でも覚えていれば、電気自動車にしようという考えは出てこないはずだ。

でも、8年も秋田市長をやって除雪状況を全く改善できない、雪害対策の街づくりが全くできない市長とか、
さらにその前に、路線バスが走れない状況になるまで雪害対策本部を立ち上げず放置していた前市長とか、
こういった輩どもを市長や県知事に再選させる秋田市民のアホさかげんといったら・・・
雪が解けたらすべて忘れる、こういった連中が電気自動車をありがたがるのだろう・・・